色んな困難に直面している人へ。
どんな悩みかもどうすれば解決するのかもわからないけれど。
少しだけ一緒に、ほんのつかの間だけれど、貴方と考えてみたい。
様々な考えや言葉が溢れるこの世界で、一人で悩んでほしくないんだ。
少しだけ、一緒に。
解決法というゴールはないけれど。
沢山の考え、言葉が貴方に押し寄せてきたら。
漠然としていてはわからないからちょっとだけ例え話。
あなたの目の前には今、沢山の本があります。
本の中で孤立してしまったあなた。
そんなあなたの足元に大量の白い紙と一枚の何か書かれた紙があります。
その紙にはこう書かれていました。
「ここにある本は全てあなたに向けて書かれたものです。今までのあなたとこれからのあなたを、ここにある紙に書いてください。」
内容は漠然としすぎて、あなたにはよくわかりません。
ここにはあなたと沢山の本のみ。
手伝ってくれる友達はいません。
さあ、どうしましょう。
紙の枚数制限も期限も自由です。
適当に書くこともできます。
しかし、あなたのために沢山の人が書いてくれたのです。
無碍にはできませんよね?
途方に暮れるあなた。
でも途方に暮れても誰も助けてはくれません。
不器用なあなたはとりあえず近くにあった本をめくりました。
その本にはあなたの欠点ばかりが書かれていました。
それも600ページもあります。
律儀なあなたは1ページずつ読んでいきます。
でもその方法だと途中で飽きるか、落ち込んでしまいます。
少し、深呼吸してみましょう。
こんなに沢山の本なのだから欠点ばかりの本もあればいいことばかりの本もあるはず。
まずはぺらぺらとページをめくって、分類してみましょう。
これはいいことばかりの本。
これは欠点ばかりの本。
これはどちらともいえない本。
全ての本を読む必要はないのです。
何を書いても自由なのです。
いいことばかりを書く人もいるでしょう。
欠点ばかりを書く人もいるでしょう。
意外な驚きを綴る人もいるかもしれません。
何を書こうとしてもただ一冊一冊本を眺めるばかりではつまりませんよね?
キーワードを決めたり、好きな言葉のものはチェックしたり。
全部読むことよりも大切なことが見つかるかもしれませんよ。
ゆっくりと見ていけば、同じようなことが書かれていたりするもの。
似ているものは1つと数えて。
白い紙はいつのまにかあなたの字で埋まっていますよ。
ほら、少しだけ道が見易くなりましたね。
ゴールまではあと少し。
最後の一歩はあなたの足が自身を導いてくれますよ。
一人ではダメでも誰かの言葉を少しだけ借りると、きっと道は開かれる。
大事なのは最後の一歩は貴方自身。