年末が近づくと、寄付を呼び掛けるCMが目に入るようになります。

私は若い頃から、結構寄付をしていて。災害時にまとめて寄付することもありますが、基本は毎月定期的に何かの団体へ寄付しています。
ただ、その寄付する先を、コロコロ変えてるんですよね・・・・・・。
 
寄付というのは、まとめてドーンでももちろんいいけど、定期的に支援するのが一番良いそうで。
極端な例を言うと、生まれた時に一億円が渡されたけど、そのあとお金は入ってこないってのと、一生涯毎月20万円もらうのと、どっちがいい?
毎月20万円もらう方が安心して生活できますわな。
 
それなのに、どうして寄付先を変えるのかというと、世界で日本で、問題が多すぎるからなんですよ
いや、大袈裟な話でなく、本気で。
 
子供が学校に行けない、難民の行き場がない、医者がいない、女の子が奴隷扱い、ホームレスの行き場がない、DV被害……。
色々なことが目にはいる都度、気になって仕方がない。
その様々な問題に立ち向かって行動している人たちには頭が下がります。
 
とはいえ、気になる活動をの全てに寄付できるような金は無し。
そこで、その時気になった活動にしばらく定期的に寄付して、また違うことが気になったら変えて、ってことを繰り返していたという・・・・・・。
 
今年はコロナのせいで、さらに酷いことになっていて。悲しいやら腹が立つやら。
やり場のない思いが自分の中に渦巻いていて大変でした。
でもこれ、原因は自分にあったんですね。
 
戦士体質で不正義を見れば正したくなる、っていうのもある。
ただ一番大きい理由は、自分に色々きついことが重なっていて、助けて欲しかったのは実は自分だったってこと
そういう気持ちが、社会問題をみる目に投影されてたわけ。
思い返せば、寄付先を変える時って、仕事で問題があったり、恋愛で揉めたりした時が多かった。
今年は、社畜度が会社員生活の最高潮に達していて、メンタルボロボロでしたしね。
 
とはいえ、なにかに貢献したいという素直な気持ちは確かにあって、やっぱりどこかに寄付したいと思ったんです。
ではどんな活動を応援しよう?
 
やっぱり子供は世界の宝だから、子供関係?
これからは女性が世界を変える時代だから、女性をサポートする活動?
 
そこで、ふっとひらめいたんです。
私の前世は戦士。
よし、その基本(?)に戻ろうと。
戦士が戦いに出向くとき、一番大事なことがあるじゃないか
 
それは、「兵站」
 
これ一択。
能力も経験も、ましてや勇気なんざ、二の次ですぜ。
兵站は、食糧や武器などの物資を確保し前線に送る活動。
特に、近代以前は食糧の確保・輸送が兵站の中心でした。
 
映画ブログの『グラディエーター』の記事で、戦いで部下を死なせない司令官の指揮について話を書いたんですが、映画に出ていたローマ軍は、何よりも兵站を重視したことで有名(※)。
さあ戦争するぞ、って時は、人数と期間を計算して、食糧調達方法と輸送の検討をするわけです。
つまり、死なせない=飢えさせない
 
兵站を軽視する軍隊は、絶対に負ける。
空腹で戦争なんかできるかってんだ、殺される前に飢え死にするだろーが!
 
で、この論理、戦争でなくても人間が生きて活動するには、当たり前に重要なことなんですよ。
だから、定期的に寄付するのは、食糧支援をする団体と決めました。
 
人道のために戦争から入るという、潔癖な人からは怒られそうな思考回路ですけど、私は腑に落ちてスッキリ満足。
寄付先を決めるとき、「かわいそう」だからと同情で決めたり、「自分は社会のために何ができるか」と真剣に考えて決めるのもいい。
でも、「自分にとって何が大事か」ってとこから決めてみるのも、自分自身も気分良くなれていいかと思います。
 
ということで、ついでに私の追い詰められた感満載の、『グラディエーター』の記事も読んでみてください(おい!)。
 
※ さらに言えば、その食糧他物資を運ぶために、道路から作っていたのがローマ軍。ローマ帝国は広大な地域を支配し道路を作りまくったので、「世界の道はローマに通ず」は、ことわざでも比喩でもなく、単なる事実。