それは、出勤前のことだった。
私はニュースを観ていた。
たくさんある中の、それはほんの小さく取り上げられたニュースであった。


★いじめを苦に?高1男子が自殺

・長野県内の県立高1年の男子生徒(16)が6日朝、自宅で首をつって死んでいるのを
 母親(41)が見つけた。長野県警は自殺とみている。

 遺族によると、生徒の自室には「いじめについて何も解決していません」「学校の先生
 にもっと早く謝ってほしかった」などと書かれた手紙やノートが残されていた。
 高校側の説明では、生徒が所属していた部活動の先輩が7月、自殺した生徒を含む
 1年生に正座をさせ、ハンガーで頭をたたいた。生徒は大きな声を出せない体質だったが、
 先輩に声のものまねをされたこともあった。

 高校側は「いじめも暴力もなかったと判断している」とコメントした。



この事件についての校長の記者会見を観たのだが、

”ものまねがいじめになるなら世の中の色んな行為がいじめになる”

とコメントして、その後に鼻で笑ったのだ。
さすがに耳を疑った。
救いがない。
通勤の電車の中でずっと嫌な気持ちにさせられた。

確かに問題がある家庭だったかもしれないけれども。
学校と親は互いに責任の押し付け合いをしているが、自殺した少年はすごく厭世観に悩まされたんだろうなと。
学校生活と家庭の間で。
その気持ちを考えると辛い。
だからこそその校長の鼻で笑った行為というのは、納得がいかない。