今日偶然、久しぶりに高校時代の友人である関君に会いました。
久しぶりに見た彼は、5歳の女の子と3歳の男の子を連れてとても幸せそうでした。
そんな彼に”元気でやっているのか?”なんて問いはいらなそうにも思えます。
彼は高校を卒業し、とある町役場に勤めています。
ちょっと老けはしましたが、真面目で優しいその風貌はまるで変わってはいませんでした。
そんな彼の思い出話をしたいと思います。
以前にも書きましたが、私は高校時代、農業を学んでいました。
高校には農場があり、それはとても広大な土地で、田んぼに畑、ビニールハウス、庭園、鶏舎に豚小屋、牛舎と、あらゆる施設があったのです。
そして私の高校は2年生になると、宿泊実習という課程がありました。
3泊4日10人一班交代で農場にある寮に泊り込みます。
それは、初めての宿泊実習の時でした。
私と関君は同じ班です。
そして事件は、初日の夜に起きたのです。
私は尿意を催し、お手洗いに入りました。
4つあるうちの一つの個室に誰か入ってる気配がします。
ですが私はそれに構わず用を足していました。
すると、
モアモア・・・
という声が個室から聞こえてきました。
間違いない。
関君の声です。
モアモアモア・・・
また聞こえてきます。
何事かと思い私は、聞き耳を立てました。
モアモアモアモア・・・
段々と言葉のペースが早くなりました。そして、
モアモアモア・・・
ファイヤァー!
その掛け声とともに、凄まじい轟音が鳴り響き、やがて静粛が訪れたのでした。
いつのまにやら、私の後ろには班員たちが集まっていました。
そして、水を流す音が聞こえ、ドアが開き関君が出てきました。
関君は、私を見つけると、片手を挙げて、
ヨッ!
と一声かけ、集まった班員たちの間をかき分け、皆が就寝する大部屋へと消えていったのでした。
私は呆然と、彼を見送るしかありませんでした。
そしてさらに事件は続きます。
翌朝、私は目が覚めると尿意を催し、お手洗いにかけこみました。
すると4つとも個室が埋まっていました。
私はそれに構わず用を足していました。
すると、4つある個室全部から、
モアモアモア・・・
モアモアモア・・・
モアモアモア・・・
モアモアモア・・・
という声が聞こえ、その声が大合唱となったのでした。
(完)
そういえば、関君にこのブログの存在を教えたのをすっかり忘れてました。
関君すいません!!!
絶対、これ役場のパソコンで見ないで下さいね。