昨日の記事を書いていて、つい自分が小学生の頃の事を思い出す。
俺もバカだった。

千葉県というところは47都道府県の中でも一番カンチョーがうまい。
かくいう俺もクラスの中で1、2を争うほどのカンチョーがうまかった。
ひとたび俺の技にかかった者は、脳天に電気が走りしばらく立ってはいられないほどであった。
ツーフィンガーなんて邪道だ。
俺は両方の人差し指だけに神経を集中させ標的を貫く1点集中型だった。
標的を貫いたら九十度捻りを加えてトドメを指すのが俺の流儀であった。
もう一人、クラスにライバルがいた。
そいつは正美という奴でこやつはツーフィンガー派であった。
同じカンチョーでもワンフィンガーとツーフィンガーでは表千家と裏千家ほどにまったく違う。
ちなみに正美は女である。
そこそこ可愛い顔をしていて頭も良かった。
それなのになぜこんなカンチョーばっかやっていたのか俺にはいまだにわからない。
しかも俺の場合クラスの男子を無差別に標的にしていたのに対し、正美は標的を2,3人に絞って凶行に及んでいた。
その中に、俺の友人の歩がいた。
歩はクラスでも一番小さく、パッと見女の子みたいでおとなしい奴だった。
正美は歩をカモにしていたようで毎日カンチョーをしては、歩を悶絶させていた。
正美は一回俺にもカンチョーをした事があった。
掃除当番でさあ!雑巾がけをしようという時に、奴のツーフィンガーが俺の臀部を襲ったのだ。
正美のツーフィンガーは、尾てい骨に垂直に打ちダメージを与えるのでものすごく痛い。
しかも体勢が体勢なので、その時は不幸にも”玉”に当たってしまった。
その瞬間なぜか俺は、ゴニュム!”
というわけのわからんうめき声をあげて。
俺もその時ばかりはしばらく動けなかった。







_| ̄|○   ←まさにこんな状態

そして彼女はこう言い放った。


ボケっとしてるのが悪いのよバーカ。
周りにいた数人の女子にも笑われてしまった。
俺は正直腹が立った。
女の子にはカンチョーをしないという男子間での暗黙の了解があったが、この時ばかしはそれも破ろうと決意し、その日のうちにリベンジしようと思った。

放課後、その時は訪れた。
正美はその時本屋で立ち読みをしていた。
そこで俺は実行に移した。


(つづく)