2013年10月2週の新作、3DS「ポケットモンスターX・Y」発売、他 | 忍之閻魔帳

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▼先週を振り返る

2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 First Limited Pack」(Amazon)
2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 First Limited Pack with Camera」(Amazon)
2014年02月22日発売■PS4:「PlayStation4 Amazon内 特設ページ」

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5日午前7時より開始されたPS4の予約は、ネットショップ界隈はほぼ完売したようだ。
年末商戦を外し、閑散期の2月に投入するのであれば
もっと潤沢に数量を用意できなかったのかとも思うが
ネットの人気は先行しがちなので、今後店頭での予約状況を見ながら
随時追加していくものと思われる。
消費税アップ前になるべく多くの台数を出していただきたいところ。



11月21日発売■WiU:「スーパーマリオ 3Dワールド」(検索結果)
11月21日発売■WiU:「Wiiリモコンプラス マリオ」(検索結果)
11月21日発売■WiU:「Wiiリモコンプラス ルイージ」(検索結果)
11月21日発売■WiU:「Wiiリモコンプラス 数量限定セット」(検索結果)
12月26日発売■3DS:「ゼルダの伝説 神々のトライフォース 2」(検索結果)

Wii Uの年末商戦を占う上で最重要タイトルと言える
「スーパーマリオ 3Dワールド」は依然として予約開始されず。
「Wiiリモコンプラス マリオ&ルイージ」「ゼルダ」も同じく動き無し。
開始されるときはこれらが一斉に解禁になるのでは。
今週末はPS4の予約開始に花を持たせて、週明けあたりから来るだろうか。



10月31日発売■WiU:「フィットメーター ミドリ」
11月14日発売■3DS:「大合奏! バンドブラザーズP」
12月05日発売■3DS:「進撃の巨人~人類最後の翼」
12月05日発売■3DS:「BRAVELY DEFAULT For the Sequel」
12月12日発売■3DS:「パズドラZ 先着特典オリジナルタッチペン付き」
12月12日発売■3DS:「A列車で行こう3D オリジナルサウンドトラックCD 付」
12月中旬発売■WiU:「Wii U ワイヤレスマイク」
01月23日発売■3DS:「ゲームセンターCX 3丁目の有野 バンダイナムコスペシャル」

開始された新作ゲームは任天堂系タイトルが人気の上位を独占。
独走状態の「バンブラP」を「進撃の巨人」「A列車」「パズドラ」が追う形。



12月11日発売■Blu-ray+DVD:「パシフィック・リム」
12月11日発売■Blu-ray:「パシフィック・リム 3D & 2D」
12月11日発売■Blu-ray:「パシフィック・リム イェーガー プレミアムBOX」
12月11日発売■Blu-ray:「パシフィック・リム Amazon限定スチールブック仕様」

【紹介記事】コレゾ、オタクダマシィ、デス。映画「パシフィック・リム」

映像系は「パシフィック・リム」の独り勝ち。
5,000セット限定生産の「イェーガー プレミアムBOX」は
楽天ブックスで12月発送分として予約が再開されていたので
どうやら増産が決まったようだ。
セルでは久々に大ヒットが見込めるタイトルだけに増産しない手はない。
近々Amazonでも復活が来るのでは。
深夜0時開始のため逃してしまった方はこまめにチェックを。



▼今週発売のゲーム

10月12日発売■3DS:「ポケットモンスターX」(Amazon)
10月12日発売■3DS:「ポケットモンスターY」(Amazon)
10月12日発売■3DS:「ポケットモンスターX・Y 一括購入セット」(ジョーシン)

10月12日発売■3DS:「ポケットモンスターX パック ゼルネアス・イベルタル ブルー」
10月12日発売■3DS:「ポケットモンスターY パック ゼルネアス・イベルタル ブルー」
10月12日発売■3DS:「ポケットモンスターX パック プレミアムゴールド」(ポケセン限定)
10月12日発売■3DS:「ポケットモンスターY パック プレミアムゴールド」(ポケセン限定)

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今週のゲーム市場は秋商戦の要となるビッグタイトルが集結。
任天堂ハードの主力は、既に予約だけで126万本を集めているという
怪物ソフト「ポケットモンスターX・Y」。
当BLOG経由でも3DS用ソフトとしては過去最高の予約数をいただいている。
品薄傾向の強い同梱本体は、ここにきてポケセン限定版がAmazonでも復活中。
既流通向けは若干数が減らされたこともあり、目前での復活は五分五分といったところか。

様々なショップがオリジナル特典を用意して最大手のAmazonに対抗しているが
当BLOG経由でかなり健闘しているのがジョーシン。
早い段階から大幅値引きを実施したり、2本セットを用意したりと
「ポケモン」にかける熱意は他社を一歩リードしていた。

先日発売された「モンスターハンター4」は発売2日で187.5万本を販売したが
「ポケモン」がどこまで肉薄するのか、追い抜くのかにも注目したい。

10月10日発売■3DS:「ニンテンドー3DS クリアブラック」
10月10日発売■3DS:「ニンテンドー3DS ピュアホワイト」

「ポケモン」に合わせて、LLより安価なノーマルタイプの3DSに新色が登場。
同梱版はLLのため大き過ぎて手に余るというお子様や女性に。



10月10日発売■PS3:「グランド・セフト・オートV 数量限定特典DLC3種同梱」
10月10日発売■360:「グランド・セフト・オートV 数量限定特典DLC3種同梱」

20代~30代のゲーマー層が最も注目しているのがこちら。
主だった人気シリーズがPS4やXB1といった次世代機に
メインプラットフォームに移している中で、現行機種でプレイできる
最高のクオリティを目指したのが「グランドセフトオート V」。
先行発売された海外では発売初日で過去最高となる8億ドルの売り上げを達成し
費やした開発期間とスケールに相応しいスタートを切っている。
洋ゲーがなかなか売れない日本市場で初めて人気シリーズとして定着した作品だけに
メーカー目標もPS3版が55万本、360版が7.5万本。合計62.5万本。
広告宣伝費にも莫大な金額を投入し、一等地を「GTA」がジャックしている光景に
遭遇した方もかなりいたのでは。

配信中■iOS:「Grand Theft Auto V: The Manual」
配信中■iOS:「Grand Theft Auto: iFruit」

「V」に対応した無料のiOS用アプリ2本が配信中。
「Grand Theft Auto V: The Manual」は、タイトルの通り「V」の電子マニュアル。
最初に言語(日・英・仏・伊など12ヶ国を用意)を選択し、
次にプラットフォーム(PS3かXbox360)を選択すると
世界観の説明から操作方法まで、驚くほどピッチリと作り込まれた
電子マニュアルをiOS端末で見ることが出来る。
ゲーム中にちょっと確認した時にも重宝しそうだ。
ただしDL後の容量は210.9MBとゲーム並の大きさ。

「Grand Theft Auto: iFruit」はゲーム本編にフィードバックできるミニゲーム。
ゲーム中に登場する車の色、パーツ、ナンバープレートを自由にカスタマイズしたり
フランクリンの愛犬チョップを調教する「チョップ・ザ・ドッグ」などを収録。
ゲーム本編を購入予定のユーザーなら見逃せない内容だがDL後の容量は474.9MB。



10月10日発売■PS3:「テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック
初回限定 10th Anniversary Greeting Card版」

10月10日発売■PS3:「サカつく プロサッカークラブをつくろう! 予約特典付き」
10月10日発売■PSV:「サカつく プロサッカークラブをつくろう! 予約特典付き」
10月10日発売■PS3:「フェアリーフェンサー エフ リミテッドエディション」
10月10日発売■PS3:「フェアリーフェンサー エフ 通常版」

その他の据え置き向けはこのあたり。
10周年を記念して発売が決定した「シンフォニア」2作パックは
純粋な新作ではないため目標15万本と「テイルズ」にしては控え目。
バンダイの公式通販サイトララビットマーケットで販売された限定版は完売。

定番の「サカつく」最新作はPS3とPS Vitaで発売。
目標本数はPS3版が16万本、Vita版が12万本。

一部で猛プッシュされている「フェアリーフェンサー エフ」は
「日本国内の特定のお客様向けのRPG」としてコンパイルハートが起ち上げた
新ブランド「ガラパゴスRPG」の第1弾。
コンセプトアートは天野喜孝、楽曲は植松伸夫とEARTHBOUND PAPAS、
開発は同社の「ネプテューヌ」シリーズのスタッフが担当。
オリジナル新作ながら予約が非常に好調で
5万本上限に設定していた「リミテッドエディション」はメーカー完売。
通常版の目標も同じく5万本を目標に設定しているので、合計は10万本。
新規でそこまで売れれば万々歳だが、さて。



10月10日発売■PS3:「nasne 1TBモデル」

据え置きの話題作と新型Vitaに挟まれて
存在感が薄くなってしまったのが1TBモデルの「nasne」。
「torne」からの買い替えを検討していた方には最適。



10月10日発売■PSV:「PlayStation Vita Wi-Fiモデル ブラック」
10月10日発売■PSV:「PlayStation Vita Wi-Fiモデル ホワイト」
10月10日発売■PSV:「PlayStation Vita Wi-Fiモデル ライムグリーン/ホワイト」
10月10日発売■PSV:「PlayStation Vita Wi-Fiモデル ライトブルー/ホワイト」
10月10日発売■PSV:「PlayStation Vita Wi-Fiモデル ピンク/ブラック」
10月10日発売■PSV:「PlayStation Vita Wi-Fiモデル カーキ/ブラック」

「ポケモン」を迎え撃つためにSCEが投入するのが新型のPlayStation Vita。

・カラーバリエーションは6色展開
・価格は18,980円(税抜き)
・従来のモデルよりも20%薄く、15%軽くなった
・Wi-Fiモデルのみ
・ディスプレイパネルが有機ELから液晶へ
・1GBメモリを内蔵

3DS LLとほぼ同じ価格まで引き下げた代わりに有機ELが外されたのは
初期モデル所有者としては複雑なところだが、手に届き易くはなったか。

10月10日発売■PSV:「PlayStation Vita メモリーカード 64GB」
発売中■PSV:「PlayStation Vita メモリーカード 32GB」

「高い」との指摘が相次いでいたメモリーカードも値下げ。
32GBの実勢価格は5,500円、新しく追加された64GBは8,500円と
初期に比べれば安くなったが、それでもまだかなり高いと感じる。
32GBで3,000円を切って欲しい。



10月10日発売■PSV:「ダンガンロンパ1・2 Reload 初回CD付き」
10月10日発売■PSV:「ダンガンロンパ ソニーストア限定BOX」icon

せっかくの新型ハード発売も、同発されるソフトは廉価版が大半でやや寂しい。
主力となりそうなのは「逆転裁判」の向こうを張ってPSPでスタートした
「ダンガンロンパ」の「希望の学園と絶望の高校生」と
「さよなら絶望学園」が1本に収録されたお買い得版。
「2」で採用されたアイランドモードを
スクールモードと名をかえて「1」に搭載するなど、+α要素もあり。
発売前に配布された「1」の体験版も高画質で再収録。

特典はダンガンラジオCD「超高校級のスペシャルエディション」。
「ダンガンロンパ」は毎回特典付きが早期完売することで知られる
コアファンの指名買い率が高いタイトル。装着率は初回出荷分の50%。

ソニーストア専売商品である「ソニーストア限定BOX」の仕様は以下の通り。

・PS Vita WiFiモデルホワイト(壁紙3種付)
・七海 千秋ゲームポーチ
・ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-BTV5」(ブラック)
・モノクマスピーカーポーチ(「SRS-BTV5」用)
・ステレオヘッドホン「MDR-ZX300」(デザインステッカー3種付)
・澪田 唯吹ヘッドホンポーチ
・ダンガンロンパ ソニーストア限定BOX用外箱

固定ファンの多いシリーズであること、「ペルソナ4」がPS2版と遜色ない
売り上げを出していた点などを考慮し、メーカー目標は10万本。
アニメの好調もあり、これは楽々達成しそうな予感。



▼今週発売のBlu-ray/DVD

10月09日発売■Blu-ray+DVD:「華麗なるギャツビー」
10月09日発売■Blu-ray:「華麗なるギャツビー 3D & 2D」
10月09日発売■Blu-ray:「華麗なるギャツビー Amazon限定ディスク付き豪華版」

レオナルド・ディカプリオが、いわゆる「レオ様」を卒業して久しい。
近年どんどんと太ってきた逞しくなってきたディカプリオは
「ディパーテッド」あたりを境に実力派への転身に勢力的だった。
「J・エドガー」「ジャンゴ 繋がれざる者」と
悪役も板についてきて、果てはフィリップ・シーモア・ホフマンか
ジャック・ニコルソンかと思われたところへ、突然の「レオ様」復帰である。
お膳立てをしたのは「ロミオ&ジュリエット」でレオ様人気を決定づけたバズ・ラーマン。
映画「華麗なるギャッツビー」での二人の関係は
ジャスティン・ティンバーレイクの最新作で衣装デザインを手掛けた
トム・フォードに近いような気がする。

原作はF・スコット・フィッツジェラルドの小説で、1974年版に続く久しぶりの映画化。
共演は「スパイダーマン」のトビー・マクワイア、
「ドライヴ」「シェイム」と話題作への出演が続くキャリー・マリガン。
衣装はブルックス・ブラザーズ、プラダ、ミュウミュウ。
宝飾品はティファニーが提供する見た目にも華やかな作品。

私は1974年版は未見のため今回が初めてのギャッツビーだったわけだが
ジャズの時代とも言われた1920年代にヒップホップを捩じ込んだ
この2013年版が旧版を観たファンがどう感じるのか興味がある。
謎多きギャッツビーを演じたディカプリオは、
時代の寵児というには体型的にも芝居的にも貫禄があり過ぎて
「さぞかし裏で悪いことをやってるんだろう」と思わせてしまうのは
マイナスに思えるが、だからこそ恋愛となると途端にピュアな青年に
逆戻りしてしまうところがギャップ(魅力)にもなっている。
今回は狂言回しであるトビー・マクワイアがいい。
ことの始終を真側で見つめ続けてきた語り部として
表に出過ぎず影になり過ぎずのちょうど良いバランスで物語を支えている。

バズ・ラーマン作品に通じる喰い足りなさ、
ビジュアルインパクトに物語が追いついていかない淡白さは
残念ながら本作でも健在で、2時間20分はやや冗長に感じる部分もあるが
居心地の良い作品であることも確か。
ゆったりとしたテンポで進む恋愛映画だと割り切ることができるなら良作。



10月09日発売■Blu-ray:「死霊のはらわた 初回限定盤」
10月09日発売■Blu-ray:「死霊のはらわた オリジナル&リメイク "死霊" パック」

極端な恐がりから一転し、無類のホラー好きになった私が
劇場前のポスターを見て初めて躊躇したのが「死霊のはらわた」だった。
ジェイソンやフレディが平気でもさすがにコレはと思わせる、
煮魚のように無表情な目玉と、「エクソシスト」のリンダ・ブレアも真っ青なほど
そら豆テイストたっぷりの吐瀉物を撒き散らす死霊のスチールを見ながら
入るか止めるか悩んでいたのを思い出す。
そんな「死霊のはらわた」がオリジナルの公開(1981年)から
実に32年の時を経てリメイク。
今やお互いにヒットメーカーとなったサム・ライミ&ブルース・キャンベルが
オリジナルと同じく揃って製作に参加し、新人監督のフェデ・アルバレスを大抜擢。
出演は「赤ずきん」のシャイロー・フェルナンデスなど。

「突き抜けたグロは笑える」を地でいく「悪魔のいけにえ」や「死霊のはらわた」は
悲鳴を歓声へと変えて人気爆発、今なお熱狂的な支持を受ける名作である。
ところが、どういうわけか最近の古典リメイクは全て真面目だ。
「13日の金曜日」しかり「エルム街の悪夢」しかり
お遊びの要素を徹底的に排除して、悲鳴を悲鳴のままエンドロールまで持っていこうとする。
観客をより怖がらせた方が優れたホラー映画だとするならば
近年のリメイク作品は優等生揃いということになるのだが
適度なお遊びこそが面白さを際立たせる隠し味だと思っている私には
ストイックに怖さだけを追求するホラーはちょっと物足りない。
この「死霊のはらわた」も、いたずらっ子的な演出が排除された代わりに
ゴア(血飛沫系の残虐)描写が強化されていて、裂くわ刺すわ潰すわのオンパレード。
「悪魔のいけにえ」→「テキサス・チェーンソー」と同じ方向のリメイクに仕上がっている。

「キャビン」「エスター」「モールス」など、最近のホラーは設定や演出に
工夫を凝らしたものが増えてきているので、古典の名作を掘り返すのであれば、
何を以て名作は名作たり得たのかを押さえたリメイクにして欲しかった。
とはいえ、遊び心が足りないだけで出来は決して悪くない。
「ソウ」シリーズなどの痛い系ホラーがお好きならかなりお勧め。



▼今週の新譜

10月08日発売■CD:「光と君へのレクイエム / 山下達郎」

オールタイムベストが発売されても、いつもと変わらぬペースで
新譜をリリースし続けてくれる山下達郎の新曲は
今週末より公開される松本潤&上野樹里による恋愛映画「陽だまりの彼女」の主題歌。
近年はゆったりとしたメロディに傾いていたのだが
今回は「ポケットミュージック」や「僕の中の少年」の頃を思わせるアップテンポなナンバー。
抜けて欲しいところであと一歩抜け切れないのは、さすがに歳なので仕方ないか。



10月09日発売■CD:「Dialogue -Miki Imai Sings Yuming Classics-」

今井美樹、2年半振りのニューアルバムは
40周年を迎えた松任谷由実(荒井由実)の楽曲だけで構成されたカバー。
先日は岩崎宏美がさだまさしの楽曲だけのカバーアルバムをリリースしたばかり。
アーティストをひとりに絞るカバーはそれだけ歌い手としての力量が問われるし
下手なものを出せばオリジナルのファンからの反発も大きいリスキーな企画。
しかし、選曲を見る限り、このアルバムはどうも売れ筋だけを意識したとは思えない。

01. 卒業写真
02. 中央フリーウェイ
03. あの日にかえりたい
04. 人魚になりたい
05. やさしさに包まれたなら
06. シンデレラ・エクスプレス
07. ようこそ輝く時間へ
08. 霧雨で見えない
09. 青春のリグレット
10. 青いエアメイル
11. 手のひらの東京タワー
12. 私を忘れる頃

荒井時代の有名な曲はさておき、「人魚になりたい」「ようこそ輝く時間へ」
「青いエアメイル」「手のひらの東京タワー」「私を忘れる頃」と
長年聴いてきた私ですら「お主、わかっとるな」と思える選曲がなされている。
特に「私を忘れる頃」は私も全ナンバーの中でトップ5に入るフェイバリットソングだが
今までこの曲をピックアップしたアーティストは聞いたことがなかったので驚いた。
選曲を本人がしたのであれば、今井美樹はミリオン連発前までの
「守ってあげたい」を軸とした80年代半ばまでにリリースされたアルバムに
強い思い入れがあるようだ。
だとすれば、荒井時代のベタな曲を除いてでも
「9月には帰らない」「水の影」「NIGHT WALKER」といった
隠れた名曲をもっとたくさん入れて欲しかった。
「青春のリグレット」は松任谷版のようなアップテンポではなく
麗美(REIMY)版に寄せたアレンジだと嬉しい。

近年は倉田信雄氏とのデュオでライブを行ったりもしていたのだから
こういった企画盤を出すなら亭主の布袋ではなく
倉田氏か武部聡志氏あたりにプロデュースを任せた方が良かったのでは。
と、結婚してからの今井美樹にはあまり魅力を感じない私は思うのだった。
柴田淳以来の良カバーになることを祈る。



10月09日発売■Blu-ray:「ONE OK ROCK 2013“人生×君="TOUR LIVE&FILM」
10月09日発売■DVD:「ONE OK ROCK 2013“人生×君="TOUR LIVE&FILM」

世界各国での上映も予定されている「キャプテン・ハーロック」の主題歌にも起用され
活動の幅を広げているONE OK ROCKの最新ライブBlu-ray/DVD。
5月の行われた初のアリーナツアー完全収録したライブ盤と、
全11公演に密着した映像ドキュメンタリー
「ONE OK ROCK 2013 "人生×君=" FILM」の豪華2枚組。