2013年7月5週(8月1週)の新作、他 | 忍之閻魔帳

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

★元記事はこちら。



▼先週を振り返る

07月24日発売■Blu-ray:「テッド 俺のモコモコ スペシャルBOX」
07月24日発売■Blu-ray:「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ
[前編] 始まりの物語/[後編] 永遠の物語 限定版」

07月26日発売■Blu-ray:「宇宙戦艦ヤマト2199(6)」

先週はパッケージ市場の縮小が続くゲーム・映像分野で久々に大いに盛り上がった。
洋画好きには「テッド」、アニメ好きには「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」
「宇宙戦艦ヤマト2199」などの人気作が一斉に発売され
どこも年末商戦さながらの賑わいとなったようだ。



07月25日発売■PS3:「ドラゴンズクラウン」
07月25日発売■PSV:「ドラゴンズクラウン」
07月25日発売■3DS:「逆転裁判 5」
07月25日発売■WiU:「レゴシティ アンダーカバー」
07月25日発売■WiU:「Wii U GamePad バッテリーパック (2550mAh)」

ゲームでは、ヴァニラウェア好きな私がずっとプッシュしていた
PS3/PSV「ドラゴンズクラウン」がついに発売され、こちらも大盛況となった。
基本無料ゲームが溢れているこの時代に8,000円前後の本作が品切れが続出したことは
フルプライスのゲームを開発しているメーカー、クリエーター様にとっては
非常に明るい材料となったのではないだろうか。
無料を餌にばらまき、網にかかった数%のユーザーからがっぽり巻き上げる
課金ビジネスに頼らなくとも、きっちり作られた魅力のあるソフトは
しっかりプロモーションすればちゃんと売れるのだ。

Wii U「レゴシティ」は当BLOG経由ではかなりの予約をいただいたが市場的には苦戦。
プロモーションを開始する時期が遅過ぎたように思う。
8月24日発売の「The Wonderful 101」も残り1ヶ月を切ったが
露出はまだまだ足りておらず、このままでは苦戦必至。
「ポケモン」を皮切りとした年末商戦までのスケジューリングに気を取られているのか
最初から投げているのかは分からないが、任天堂発売のタイトルが上向かなければ
Wii Uはどうにもならないところまで来ている。
ダウンロード版を推進したり、高額をチャージしたユーザーにポイントを還元したり、
自社に直接金が落ちる仕組みの構築にばかり注力していないで
iPadレベルまでの速度アップとソフトの充実を最優先して欲しい。



▼今週発売のゲーム

08月01日発売■3DS:「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ」
08月01日発売■3DS:「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ 限定パック」

・ディズニーの世界を歩き回り、キャラクターに話しかけられるだけで楽しい
・カフェ運営や作物の収穫など、程良く忙しいのが楽しい
・ディズニーキャラ大量登場、ボイスも豊富
・コレクション要素や季節イベンドも充実



今週のゲームはコレ。お子の指名あり。
「とびだせ どうぶつの森」も発売から8ヶ月経過して
売り上げも落ち着いており、タイミングとしては最良。
ただ一点、プロモーションが弱いような気もする。
ディズニーは販促でも何かとうるさいと聞いたことがあるので
やり辛い部分もあるのだろうが、露出次第ではもうひと伸びあるはず。



08月01日発売■PS3:「KILLER IS DEAD PREMIUM EDITION」
08月01日発売■360:「KILLER IS DEAD PREMIUM EDITION」
08月01日発売■PSV:「MIND≒0 (マインド/ゼロ) 」
08月01日発売■PS3:「メトロ ラストライト」
08月01日発売■360:「メトロ ラストライト」

その他はこのあたり。
須田氏の手掛ける「KILLER IS DEAD」も気になっているのだが
現在「地球防衛軍4」に「ドラゴンズクラウン」に「ピクミン3」を並行プレイ中につき
さすがに据え置き向けは手一杯で見送り。



▼今週発売の新譜

07月31日発売■CD+DVD:「ひこうき雲 40周年記念盤 / 荒井由実」

大ヒット上映中の映画「風立ちぬ」の主題歌に起用された
「ひこうき雲」を収録した同名アルバムが
発売から40周年の節目を迎えることを記念して、
スタジオジブリとのコラボレーションによる特別企画盤として再リリース。
細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆らが参加した本作は
ポップス史上に燦然と輝く名盤として知られている。

・2013年デジタルリマスタリングされたCD
・アルバムのラストには「ひこうき雲(RE-MIX)/ 荒井由実×松任谷由実」を特別収録。
 松任谷正隆プロデュースによる新アレンジ&ボーカルの2013年版。
・LPサイズ絵本仕様
 鈴木敏夫編集&宮崎駿の絵18枚で構成された絵本仕様の豪華ブックレット
・特典DVDには「ひこうき雲」のミュージッククリップを収録。
 40年を経て初めて製作されたMVの監督は、是枝監督の助手として活躍し
 初監督作品の「エンディング・ノート」で話題を集めた砂田真美監督。

山下達郎のベストアルバムが発売された時だったか、
日本におけるポップスの父親が達郎なら母親はユーミンだと書いたことがある。
ちなみに祖父は細野晴臣。
大瀧詠一は数枚出しただけで半隠居してしまったので
DNAとしては偉大な存在だが、子育てを放棄した時点で私的には父母とは言い難い。
(と言いつつ、来年発売されるであろう「EACH TIME」の30周年記念盤には期待大)
ユーミンが登場するまでは、日本にポップスと呼ばれる音楽は無かった。
フォークとロックと歌謡曲と演歌が、ヒットチャートを騒がせる日本の音楽の全てだった。

はっぴぃえんどやキャラメル・ママ(ティン・パン・アレー)によって
芽吹き寸前まで来ていた日本の音楽に、ひとりの天才がアルバムを発表する。
フォークの常道であった日記公開とは全く違う言葉(歌詞)を操る
ミュージシャンが現れた時の衝撃は、音楽ファンなら未だに忘れられないはずだ。
細野晴臣、鈴木茂 、林立夫、松任谷正隆らのサポートを受けてはいるが
このアルバムを産み落としたのが、当時まだ大学一回生(アルバム発売時には二回生)の
学生であることの驚きは、40年経った今聴き直しても不変である。

若くして亡くなった知人のことを歌った「ひこうき雲」は言うに及ばず
後に結婚することになる正隆氏のボーカルが寄り添う「曇り空」、
荒井由実時代を象徴する「ベルベット・イースター」、
ユーミン本人が今も一番好きな曲だと言っている「雨の街を」など
時代を超えた名曲がぎっしり詰まっている。
ファーストアルバムでこのクオリティとは。

サニーサイドポップスの代表のように思われているユーミンだが
荒井時代には不幸に酔う文学少女のような、少し陰のある曲が多く、
結婚後も「ツバメのように」「雨に消えたジョガー」「コンパートメント」と
死にまつわる歌が定期的に発表されている。
共通しているのは、死というものへの甘美な思いが少なからず含まれていることだが
死との距離の測り方が、歳と共にゆっくりと変化しているのが興味深い。

山下達郎、南佳孝、大貫妙子、矢野顕子、吉田美奈子ら
ポップミュージックという大輪の花を咲かせた立役者達は今もバリバリの現役である。
ほんの数年だけ話題になっては、同系列の若手に押し出されるように
ポイ捨てされてゆく現在のミュージシャンに比べて何という安定感だろう。
彼等のデビューをリアルタイムに経験した世代であることを幸せに思う。

発売中■CD:「扉の冬+3 紙ジャケ仕様 / 吉田美奈子」

「ひこうき雲」と並べて語られることも多い吉田美奈子の1st。
細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆とバックアップの面子も同じ。



07月31日発売■CD:「潮騒のメモリー / 天野春子(小泉今日子)」

NHK「あまちゃん」の中で披露された小泉今日子の歌う話題曲がCD化。
劇中の登場人物名でヒット曲が出ることはしばしばあるが、
キョンキョンがそのパターンになるのは「あんみつ姫」以来か。
「クライマックスご一緒に」はEP盤持ってたぞ。
価格の700円も当時のEP盤と同じにしたらしいが
私がEPを初めて買ったときはまだ500円だった気がする。
600円の期間が長くあり、700円になった時に「高くなったな」と思ったのを覚えている。

ジャケ写も80年代アイドル風にするとか
カップリングでは同曲を薬師丸ひろ子に歌わせるとか
どうせならもう少し仕掛けが欲しかったところだが
盆前でメーカーが休みに入る前に出したかったのだろうし仕方ない。
キョンキョン、これで今年の紅白はほぼ確定だな。



07月31日発売■CD+DVD:「イエモン-FAN'S BEST SELECTION-初回盤」

イエモンの新アルバムは、5月末から6月にかけて行われていた
ファンによる人気投票の上位入賞曲で構成されたベスト。

01. 悲しきASIAN BOY
02. パール
03. 太陽が燃えている
04. プライマル。
05. WELCOME TO MY DOGHOUSE 2013
06. 追憶のマーメイド
07. BURN
08. SPARK
09. 楽園
10. 真珠色の革命時代 ~ Pearl Light Of Revolution~
11. SO YOUNG
12. 天国旅行
13. SUCK OF LIFE
14. 花吹雪
15. JAM
16. バラ色の日々

「太陽が燃えている」「バラ色の日々」「楽園」「BURN」あたりは
若かりし頃の十八番だったな。
私は「JAM」をそれほど好きではないので「JAM」を抜いて
「LOVE LOVE SHOW」にしてくれれば尚良かった。
蔵出し映像がてんこ盛りらしい限定盤付属のDVDに興味がある。



07月31日発売■CD+DVD:「はじまりの海 / 坂本真綾」

大貫妙子書き下しによる坂本真綾のニューシングルが発売。
初回盤付属のDVDには「おかえりなさい」のPVと、
「COUNTDOWN LIV E 2012→2013~TOUR“ミツバチ"FINAL」のダイジェストを収録。



07月31日発売■CD:「セガ SG-1000 30th アニバーサリーコレクション」
07月31日発売■CD:「Arcade Disc In JALECO -ACTION-」
07月31日発売■CD:「THEATRHYTHM FINAL FANTASY Compilation album」

セガの家庭用ゲーム市場参入30周年を記念として
セガ初の家庭用ゲームマシン「SG-1000」から後継機の「セガ・マークIII」
「マスターシステム」で発売されたゲームソフトの音源を集めたベスト盤を発売。
さらにジジィキラーとして、「Beep」誌の付録ソノシートで話題となった
高西圭氏による「ソノシート アレンジバージョン」も収録。
CD4枚組で価格も5,000円と強気だが、資料的な価値は高い。



▼今週発売のBlu-ray/DVD

08月02日発売■Blu-ray:「ゾイド Blu-ray BOX
KOTOBUKIYA製 1/72HMM ブレードライガー専用限定成型色付き」

08月02日発売■Blu-ray:「ゾイド Blu-ray BOX」

1999年から放送されたテレビアニメ「ゾイド」が満を持してBlu-ray化。
価格は限定版が62,790円、通常版が57,540円。
全14巻(67話)で発売されていたノーマルDVDが
最新のリマスター技術を用いてHD化されている。
アニメ版「ゾイド」のDVDはオークションサイトでも高値で取り引きされるほど
入手困難になっており、Blu-ray化に歓喜するファンは多そうだ。

特典は64ページの「ゾイド エンサイクロペディア 特別編集版」、
スペシャル新作のオープニングCG映像(約2分)、
「ZOIDS SIGGRAPH 2001ノミネート CG映像スペシャルエディション」など。
「ゾイド エンサイクロペディア」は新規の冊子というわけではなく
2009年発行の同名誌より「ガーディアンフォース篇」を中心に再編集した物。

価格が5,000円ほど高い初回限定版には、KOTOBUKIYA製の1/72スケール
「HMMブレードライガー 2013 Blu-rayBOX Limited Ver.」が同梱される。
このボックスでしか手に入らない、専用限定成型色バージョンとのこと。



08月02日発売■Blu-ray+DVD:「オズ はじまりの戦い」
08月02日発売■Blu-ray:「オズ はじまりの戦い 3Dスーパー・セット」

名作ミュージカルをサム・ライミが3D化した「オス はじまりの戦い」が今週発売。
主演は「猿の惑星 創世記」「127時間」のジェームズ・フランコ。
共演に「ブラック・スワン」のミラ・クニス、
「ボーン・レガシー」のレイチェル・ワイズ、
「テイク・ディス・ワルツ」のミシェル・ウィリアムズなど。



08月02日発売■Blu-ray:「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」
08月02日発売■Blu-ray:「ムーンライズ・キングダム」

単館系では「恋におちたシェイクスピア」のジョン・マッデンが、
ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソンら
英国の実力派俳優を揃えて撮った
コメディタッチのドラマ「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」と

「ファンタスティック Mr.FOX」のウェス・アンダーソンが
相変わらずな冒険好き少年の目線で撮ったコメディ「ムーンライズ・キングダム」あたり。
ブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、ビル・マーレイらキャストも豪華。



08月02日発売■Blu-ray:「007 / スカイフォール」
08月02日発売■Blu-ray:「リンカーン / 秘密の書」

大ヒット作「スカイフォール」が早くも廉価版で発売。
この内容で1,500円なら文句なし。
「リンカーン 秘密の書」も映像メインでさらっと楽しむなら値段相応。



08月02日発売■Blu-ray:「ドールズ HDリマスター版」
08月02日発売■Blu-ray:「フロム・ビヨンド HDリマスター版」

年季の入ったホラー好きなら多分知っている
スチュアート・ゴードンが1986年に発表した
カルト作品「ドールズ」「フロム・ビヨンド」が揃ってBlu-ray化。
「ドールズ」は人形が題材ということで
一見「チャイルド・プレイ」の元祖のようではあるが
実は全くテイストが異なるファンタジックな珍味。
にしても最近は「バスケットケース」だの「毒々モンスター」だのと
妙なホラーがやたらと復刻されるな。狙われているのだろうか。



08月02日発売■Blu-ray:「パイレーツ・オブ・カリビアン 公開10周年記念 ブルーレイBOX」
08月02日発売■Blu-ray:「ロジャー・ラビット 25周年記念版」

今年で公開から10年を迎える
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ4作の本編ディスクと
ボーナスディスク全8枚組でBOX化した限定アイテムが発売。
「ワールド・エンド」と「生命の泉」を繋ぐキーアイテム「秘密の海図」も同梱。
3,000セットの限定生産商品。

ところで、ジョニデ主演の新作「ローンレンジャー」が全く話題になっていない。
パッと見た感じパイレーツを真似た出来損ないに見えてしまうどころか
むしろ同じディズニーで大赤字を出した「ジョン・カーター」の香りすら漂っている。
もう今週末から公開だというのに、大丈夫なのだろうか。



08月02日発売■DVD:「フラッシュバックメモリーズ スペシャル・エディション」

2009年に交通事故に遭い、軽度の外傷性脳損傷と高次脳機能障害を宣告された
木管楽器奏者・GOMA氏の活動を追ったドキュメンタリー。
アボリジニが使っていた世界最古の楽器と呼ばれるディジュリドゥの音色が
全編に渡って鳴り響く。監督は「童貞。をプロデュース」の松江哲明。



劇場では記憶の錯綜を3Dで表現していたが、
やはり単館系の邦画を3D方式のBlu-rayで出すのは厳しかったか、
ノーマルDVD、しかも2D本編のみは残念。
「シュガーマン」と並ぶ音楽ドキュメンタリーの傑作との声多数。
ドキュメンタリー好きは要チェック。



08月02日発売■Blu-ray:「さよならドビュッシー 豪華版」

中山七里の同名小説を「告白」「アナザー Another」の橋本愛主演で映画化。
火事が原因で全身に大火傷を負ったヒロインが
それでもピアニストになる夢を諦めずに追い続ける姿を描きつつ
不審な点の残る事件の真相に迫ってゆくミステリー。
残念ながら劇場で見れなかったのでこの機会にチェックしておきたい。



07月31日発売■Blu-ray:「TVシリーズ うる星やつら Blu-ray BOX 2」
08月02日発売■Blu-ray:「くまのプーさん / 完全保存版」



▼今週発売のコミック/書籍

07月29日発売■COMIC:「ナナとカオル 11」
07月30日発売■COMIC:「深夜食堂 11」
07月30日発売■COMIC:「チャンネルはそのまま!6」
07月31日発売■COMIC:「宇宙戦艦ヤマト2199公式設定資料集
08月02日発売■COMIC:「黒子のバスケ 23 ドラマCD同梱版」
08月02日発売■COMIC:「黒子のバスケ 23」
08月02日発売■COMIC:「黒子のバスケ―ReplaceIV― 1/6のキセキ」
08月02日発売■COMIC:「ONE PIECE 71」
08月02日発売■COMIC:「BLEACH―ブリーチ― 60」
08月02日発売■COMIC:「青の祓魔師 11」