カズオ（仮名）と仲良くなったきっかけは
ある日
「この曲知ってる？」
と私の耳に近づけたイヤホンから聴こえてきた
マキシマムザホルモン。
３０代後半のおばちゃんがホルモン知ってるとは思わなかったのか
「なんで知ってる！？」
と急にそれまでの先輩後輩モードから仲良しモードになりました。
バイト先のみんなに愛され
仕事もがんばったけど
遅刻する⇒反省しない⇒私がキレる
を、３回くらい繰り返し
クビになった。
私の意地悪でクビになったという声も店員の中にあったらしい。
ま、いいけど。９割がたほんとの話だ。
遅刻したりちょっと悪いことしたり
若いから仕方ないのかもしれない。
でも反省しないとかいうのは
やっぱり違うぞ。
いつか自分が先輩の立場になって
若い奴が同じことした時に
「自分も悪かった」
と気づいてくれればいいな
と思ってたら
たった１８歳で死んでしまった。
以前、ちょっとだけ関係ある、若い子が突然亡くなった時、
明日は何が起こるかわからない
好きな人には好きと言い
１日１日を大事に生きようと思ったのに
のど元すぎたら不平不満ばかりの私。
逆にカズオに言われた気分。
「明日死んじゃうかもしんないのにボケボケ生きてんなよ」
みたいな。
それにしても今思えばヤツの生き方は濃密だった。
思い込みが激しく
いろんな人と深く関わり
がんばりすぎて急に落ちる（笑）
何かを感じ取ってたのかもな・・・・・
ヤツを追悼するのに静かな曲は似合わないので
マキシマムザホルモン聴いてます。
いろいろありがとう。
もう遅刻すんなよ。