原題・「Heartbreak Ridge」・1986年・アメリカ
監督・クリント・イーストウッド
出演・クリント・イーストウッド
●あらすじ
生涯を海兵隊に捧げてきた軍曹ハイウェーが、小隊指揮のために帰ってきた。
だが彼の再役は、実際の戦場で活躍したことのないエリート将校たちにとっては、カンに触るものでしかなかった。
だが彼の再役は、実際の戦場で活躍したことのないエリート将校たちにとっては、カンに触るものでしかなかった。
しかもハイウェーの小隊は、ロックスターを夢見るステッチ、営倉生活の方が長いスエードなど、まさにハキダメそのもの。そんな彼らに戦う意味の何たるかを教え込もうとするハイウェー。
はじめは彼に反感を抱いていた若い兵士達も、次第にその人柄に惚れ込むようになる。そんなある日、彼らにグラナダへの出動命令が!
●感想・・・観たのは5回目ぐらい
海兵隊一筋の鬼軍曹とグレナダ侵攻を描く戦争映画。
個人的にはクリント・イーストウッド出演作品の中で好きな作品。名作でも迷作でもなく凡作ですが不思議と時間をおいて見たくなる作品。
この手の戦争映画の定番の二部構成で、前半は登場人物の紹介と部隊の訓練。
落ちこぼれ小隊を徹底的に鍛え直し、エリート部隊に負けない小隊へ。このあたりはスポ根ドラマ状態で意外に楽しめます。
後半はグレナダ侵攻作戦が描かれます。
戦闘シーンはそれなりにあるのですが、いかにせん相手が・・・このあたりはちょっと無理&脚色が強すぎるかも。
前半が良かっただけに、後半のパワーダウンが気になる部分。
80年代の映画だよなあで、この時代はほんとマッチョな主人公ばかりでした。
その影響からかクリント・イーストウッド演じる主人公も、暴言、命令不服従、飲んで暴れるなど一筋縄でいかないマッチョな男となっております。
●出演者
トム・ハイウェイ一等軍曹役:クリント・イーストウッド
海兵隊一筋の鬼軍曹。
時代なんだろうなあで、この時代ならではのマッチョで男臭い役。
アギー役:マーシャ・メイソン
トム・ハイウェイの元妻で現在は酒場で働く。
スティッチ・ジョーンズ伍長役:マリオ・ヴァン・ピーブルズ
ロックスターを目指すお調子者の兵士。ハイウェイの部下。
パワーズ少佐役:エヴェレット・マッギル ハイウェイの上司となる大隊長
●ソフト
クリント・イーストウッド出演&監督作品は、BD化率が高いのですが・・・本作は数少ない例外で邦盤は未BD化・・・
DVD版の映像がそれほど悪くないのが救いですが、日本語吹き替えはありません。