河村恵利/花の君参る上杉景勝室・菊姫 | Sinn本館

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「河村恵利/花の君参る上杉景勝室・菊姫」

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・出版社 秋田書店・全1巻(新書版)
・出版年 2009年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史 ラブロマンス
・おすすめ度 ★★ 歴史ラブロマンス。

戦国時代、上杉謙信の息子・景勝に嫁いだ武田信玄の娘・菊姫の波乱の生涯を描く。上杉景勝、直江兼継ゆかりの姫の一途な愛とは?

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「花の君参る」 上杉景勝の室・菊姫(武田勝頼の異母妹)が描かれます。

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武田・上杉の同盟で輿入れするも、実家の武田家は滅び、上杉家にも織田家の侵略の手が伸びるが、本能寺の変で窮地を脱し、その後は豊臣家に随身するが・・・

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著者のお得意の家系図がついております。

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「望楼」 上杉景虎(北条三郎)が描かれます。室・雪姫は上杉景勝の姉で上杉の後継者争い・御館の乱が描かれます。

巻末に短編「異聞・闇の中」を収録。

男性が描くダイナミックな戦国漫画と違い、女性目線から描く繊細な戦国ラブロマンスが描かれます。同じ事柄も違った目線から見ると様々なことに気がつかれます。

ただし実際にはこの頃の女性の立場非常に低く、そうではなかっただろうなあと思うのですが、今の価値観で描かれ描かれた本作は意外に面白い作品でした。