「徳弘正也/黄門さま～助さんの憂鬱～」
・出版社 集英社・全6巻（B6版）
・出版年 2014年～2015年
・入手度 普通
・ジャンル 江戸時代/歴史 ギャグ
・おすすめ度 ★★☆ ブラックな黄門様。
水戸光圀の諸国漫遊世直し旅・・・しかし、その実態は格さん、助さん、くノ一がたくさん命を落としている危険な旅だった！
貧乏侍の井上進ノ助は、貧乏から脱却しようと水戸藩の剣術指南役の仕官試験に飛びつくが、それは、死んだ助さんに代わる、次の助さんを決める試験だった！
水戸黄門と聞くとTVドラマのあのイメージが強いのですが、本作はブラックコメディの要素が強い作品。勿論ギャグと下ネタも描かれており独特な水戸黄門漫画。
浪人・井上進ノ助は水戸藩の剣術指南役として雇われるが、本当の任務は四代目格さんとして諸国漫遊の旅に出る水戸光圀公の警備だった・・・
諸国漫遊の旅にでる一行を待ち受けるのは・・・
TVの水戸黄門のように善人ではない黄門様が描かれます。お話も勧善懲悪ではなく風刺やブラックコメディの要素が強い作品。
水戸藩の成り立ちや江戸の風俗や世相なども描かれます。ギャグ漫画ですが補足説明がしっかりなされており、水戸黄門や江戸時代を良く知らない人でも読める作品。
徳弘正也作品なのでお約束のエロネタ下ネタもたっぷり描かれます。
下ネタがあるのでお子様にもという訳にはいかないですが、子供から大人まで楽しめる作品。TV同様に毎話旅を続けるのですが、途中からマンネリ化しており最後はなんとなく終了。