「坂本眞一/孤高の人」
・出版社 集英社 全17巻
・出版年 2008年~2011年
・入手度 容易
・ジャンル 山岳 ドラマ
・おすすめ度 ★★★★ モデルは加藤文太郎。
孤独な青年・森文太郎は転校初日、同じクラスの宮本にけしかけられ校舎をよじ登ることに。一歩間違えば死んだかもしれない、だが成し遂げた瞬間の充実感は、今までになかった「生きている」ことを確かに実感するもの…。文太郎はクライミングへの気持ちを加速させはじめた!
原案は新田次郎の小説「孤高の人」で登山家・加藤文太郎の生涯を題材とした作品。漫画化に際して現代に舞台を移しているのと、物語の内容が大きく違っており、特に最後が大きく違う。
連載当時気になる漫画の一つで読んでました。正直序盤はあまり好きになれない部分もあったのですが、K2を目標にし始めたあたりから先が気になる作品となり、それ以降は最後まで目の離せない作品でした。
ただ、他の山岳漫画と違い人間の欲やエゴが過分に描かれており、山の純粋さとの対比させて物語を進めているのだろうけど、登場する人物がことごとく不幸になっていきます・・・
校舎をよじ登る森文太郎 序盤は高校生時代でロッククライミングを中心に描かれます。その後社会人となり山に登り続け、K2を目指すが個人の力では厳しく14マウンテンに所属。訓練として厳冬期北アルプス全山縦走を行うが・・・・
時を経て、結婚し妻の姓となり加藤文太郎となる。
最終目的であるK2を目指す。
コマが大きいく1ページ、見開きも多くスラスラと読み進めてしまいますが、迫力があり緻密な絵がとても良い作品。
山岳漫画が好きな人にはおススメです♪