「久松文雄・堀和久/春日局」
・出版社 文藝春秋 全4巻
・出版年 1988年~1989年
・入手度 普通(絶版)
・ジャンル 歴史
・おすすめ度 ★★ 春日局の一生。
山崎の戦いで敗れた明智光秀の部将・斎藤利三の娘として生まれたお福は、幼いころより裏切り者の娘として世にさげすまれてきた。稲葉正成の正室となるが、子どもを遺して離縁。女ひとりで生きるため、徳川二代将軍・秀忠の世継ぎの乳母となる。
春日局の漫画は意外に多い、本作は史実に沿った内容でコミック化されております。全4巻と他の漫画よりもボリュームがあり、事細かく描かれております。幼少期~乳母になるまでは省略されがちですが、本作ではきっちりと描かれております。
家康に乳母に任命される。
乳母となり竹千代(家光)が将軍となるまでは他の歴史漫画などでも出てきたりしており、竹千代を世継ぎに有名な家康に直訴するシーン。物語のクライマックス。
戦国武将が好きな人にはあまり向かずですが、歴史好きな人であれば一読する価値はあると思います。
古い本なので入手が難しいですが電子出版もあるのでそちらがおススメです。