良子の考え -2ページ目
ここまできた。
ここがどこなのかまだわからない。
ここでいいのかわからない。
ここから前には戻れない。
戻れないから生きていける。
戻れないからここにいる。
ここは今。
ここは自分で見つけてきた。
ここが今のわたし。
ここが今の生き方。
ここは変わる。
ここは進む。
ここは流れる。
ここはそんなに長くない。
ここが楽しいなら笑おう。
ここが悲しいなら受け入れよう。
どちらにしても、
ここは必ず去っていく。
ここまでこれた。
ここがどこへ向かうかわからない。
ここにいるなら生きている。
ここから先はまだわからない。
わからないから希望がある。
わからないからここにいる。
ここは今。
ここは自分が作ってきた。
ここが今のわたし。
ここが今の生き方。
ここは変わっていく。
ここは進み続ける。
ここは流れ続ける。
ここはそんなに悪くない。
ここが楽しいなら心配ない。
ここが悲しくても大丈夫。
どちらにしても、
ここは必ず過ぎていく。
暮らし始めて25年。
暮らした時間は、
長いけれど、
一緒にいた時間は
短い。
泣いた時間は濃いけれど、
笑った時間は薄い。
我慢した時間は多いけれど、
譲り合えた時間は少ない。
相手を束縛することはないけれど、
相手に期待することもなくなった。
夫婦になり、
現実と向き合うことに追われ、
親になり、
子どもへの愛だけが強くなった。
家族は増えたけれど、
夫婦の時間は減っていく。
長く生きられて30年。
生きていく時間は、
長いけれど、
健康でいる時間は、
短い。
過ぎて行く時間は早いけれど、
後悔しても遅い。
一人でできる事が増えた分、
頼ることを忘れてきた。
相手を憎んでいる訳ではないけれど、
相手を必要と感じる訳でもなかった。
子供が巣立ち、
老いに向き合い始めることで、
妻になり、
二人で出かける提案をしてみた。
言葉は減ったけれど、
夫婦の時間は増えている。
息子を産んだら諦めよう。
息子を育て上げたら手放そう。
息子に愛する人ができたら見守ろう。
誰も教えてくれなかったこと。
誰も気づいていないこと。
誰も理解できないこと。
それが嫁姑問題を作り出し、
嫁が泣き、
姑が泣き、
息子が泣く。
離婚が増えていく。
子離れできない姑が、
自立できない息子を作り、
我慢できない嫁を作る。
追い込み、
追い込まれ、
いつしか優しかった心も、
健康だった身体も、
ボロボロになっていく。
嫁姑、
この言葉を聞くだけで心が折れる。
娘を産んだら諦めよう。
娘を産んだら手放そう。
娘に愛する人ができたら大切にしよう。
誰も教えてくれなかったこと。
誰も気づいていないこと。
誰も理解できないこと。
それは嫁姑問題を減らし、
娘が笑い、
母が笑い、
婿が笑う。
離婚が減っていく。
姑に悩まない娘を見て、
陰で見守る母を作り、
家庭を守る旦那を作る。
結婚して、
子育てが終わり、
いつしか終わる人生を、
健康なうちに楽しみ、
自分の為に生きていこう。
嫁姑、
お互いわかり合えない人生なのだから。

