2017年9月、京急1000形で1番最初にシーメンス社製VVVFから(歌わなくなった)三菱製のSiC-MOSFET-VVVFに機器更新された1001編成。

しかし同編成の機器更新後、他社線への直通運転に充当されることがありませんでした。何なら泉岳寺にも乗り入れず、自社線内限定(品川まで)のテプラが貼られました。(実質2000形みたいな扱いに...)

これが原因となったからか、1009編成以降の機器更新対象車は四直ではお馴染みの東洋IGBT-VVVFとなりました。

↑更新前の1001編成(2017年1月撮影)

↓更新後の1001編成(2018年7月撮影)





  ​1177編成以降  直通解禁(2020.5)

時は流れ2020年5月。1001編成とほぼ同様のSiC-VVVFを搭載している1177編成以降の貼千・塗千グループが直通運用解禁となりました。この編成達にも「自社線内限定」のテプラが一時期貼られていました。


↑京成本線初入線当日の1225編成。


しかしこのタイミングでも1001編成の直通解禁は行われませんでした。




  ​1001編成 ついに動きが...

2023年7月。1001編成の運転台にあった「自社線内限定」のテプラが無くなり、泉岳寺への入線が目撃されました。

2023年8月4日の73H運用から他社線への直通がめでたく解禁されました。

同編成の機器更新から6年。ようやく本領発揮といったところです。




↑1273H  1001編成

何故か1001側のけいきゅんにはパンタがありません()




↑1472H   1001編成

青砥折り返し。

地味に機器更新前の乗り入れを何気に知ってる身なので、久しぶりに乗り入れてるのを見てすごく懐かしい気持ちに...

新1000形の8両アルミ車で唯一、三菱製のSiC-MOSFET-VVVFを積んでいる車両なので意外と(?)珍しい車両として注目されそうです。




  一方で601編成が直通非対応に



1001編成の直通が解禁された一方で、SIV更新を終えて営業復帰をした601編成が自社線限定に。

果たしてこの状態はいつまで続くのでしょうか...?


ご観覧ありがとうございました。