わたしは中1から 友人のルカの家にずっと居候してました(笑)

週に1~2回 自分の自宅に帰っていましたが、

着替えを取りに行ったり、

学校での連絡事を置きに行っただとか用事を済ませる為だけにですね。

わたし以外の家族とは顔を合わせれば喧嘩だったので^^;


ちなみに わたしは兄とは わたしが中1の時から口を訊いていませんあせる

変わった兄弟ですよね。

冠婚葬祭で最近でも会ったりは ありますが、

兄とは しゃべりませんね(^_^;)

兄の嫁とは話しますが・・・。

最近で 兄と話した記憶があるのは

兄の結婚式に6年ほど前に 「おめでとう。」と言うと、

「ありがとう。」と返事があっただけ(´゚艸゚)∴ブッ


それ以外話してません(^_^;)


友人ルカの 今は亡きお母さんは とてつもなくわたしを可愛がってくれました。

服や靴も買ってくれたし、学校のお弁当も作ってくれた。

ルカのお父さんからも おこづかいも貰ってました(^_^;)

わたしもルカの家で掃除洗濯も手伝ってたし

買い物にも行ったし、

家族旅行にも何度も連れていってもらいました。

挙句の果てには 高校の時のわたしの彼氏までも一緒に

ルカの家族と旅行に連れて行ってもらいました。(勿論タダで^^;)


ルカのお母さんは6年前に脳内出血で亡くなってしまいましたが・・・

ルカの家族は 今でも わたしのもう一つの家族だと思ってます。



そんなルカの家で生活していた時のお話です。

ルカんちは わたしたちが中学2年の時から二十歳くらいまで

2LDKのアパートで暮らしていたんです。


決して広くはありませんでしたが

ルカの親父が 酔って暴力を振るう時以外は楽しい家族でした汗


でも ルカの家は・・・

不思議な事が起こるのです・・・・




それは、

ポルターガイスト!!



マジですって!!

これはね、何人も証人がいるのですよ(笑)


ルカのオヤジは「俺が居ない所で何やってるか不安だから

遊びに行くんだったら 誰かを家に遊びにこさせろ!!」というタイプの人で

ルカは 外見がヤンキーな割には 外出制限があったんですよね(^_^;)

(親父に逆らうと ぶっ殺されますので^^;)


なので交友関係の広かったルカの家には

いつも数人 ルカの友人たちが遊びに来ていたり、

泊まりに来ていたりしたんです。



そのルカの家・・・

本当に怪奇現象が凄かった・・・


例えば・・・




ルカとルカの弟とわたしでビデオを見ていたんです。

すると部屋の中央にあった 重~~いガラスのテーブルが


ズズズズッ!!!っと

1Mくらい勝手に動いたり・・・


3人で目をパチクリしながら

「今の・・・見た??!!」何て言いあったり・・・。



そして、玄関のドアが開く音がして

買い物袋を置いたり ガサゴソする物音が聞こえてきて

ルカは「あっ!お母さん帰ってきたみたい。」と玄関に行ってみると・・・

玄関の鍵は閉まっていて、誰も居ないし、何も物も置いてなかったり・・・



そして・・・

夜中になると、

ルカの部屋はガラスの仕切り戸で仕切られていて

ルカの部屋からリビングが透けて見えるのですが・・・

ある一定の時間になるとリビングの奥の玄関の方から

緑色の光の玉みたいなものが浮かんで来るんです・・・


それは始め小さいのですが、

どんどんどんどん、大きくなっていく・・・



でも玄関まで行って確認していくと

何も見えないし、何もないのです。


それは誰が来ても見えてしまうものでしたが、

一体何なのかは 分かりませんでした。


そして夜中に・・・

リビングの方から・・・話声が聞こえてくるんです・・・



たまに人影が歩いていたりするのも見えたりします。

隣の家の声ではありません。

確実にリビングから聞こえてきます。


でもハッキリと何を言ってるのかは聞き取れないのです。


引っ越してきたばかりの時は わたしもルカも ルカの弟も怯えていましたが、

数か月もすると慣れてしまって

何とも思わなくなってしまいました(笑)


友人たちの間では ルカの家は ポルターガイストで有名でした。



でも、ルカの母親も見たり聞いたりしていて信じてくれていたのですが、

ルカのオヤジは見えないらしく、

また酔っ払っていつも寝てしまうので

夜中の怪奇現象を見る事が無かったのです。


わたし達が何を言っても「気のせいだ。」と信じてくれませんでした。



でも、ついに・・・

ある日 ルカのオヤジも見てしまったのです・・・。



別に怖い話ではないんですけど、

その日、ルカの家で いつものように家族で晩御飯を食べていました。


何となく、わたしとルカの親父がルカの部屋に目が行ったのです。

ガラス越しに見える ルカの部屋・・・


ガラス戸の所には ルカの学生服がハンガーに掛かっていました。


すると、

そのハンガーに掛かった学生服が・・・


スーっと 上に30センチほど上がって行ったのです・・・


かと思えば

スーーーっと 下へ下がり、また元の位置へと掛かったのです。


勿論部屋は真っ暗で 誰も居ません。



わたしとルカのオヤジは 顔を見合せて、

目をパチクリしました。


わたしは 親父の顔を見ながら「ほら、今の見たでしょう。」と言わんばかりの顔をしました。


すると親父は


「桔梗!!お前のせいだ!!

俺は今までこんな事見た事も無いし、信じてもいなかったのに!

お前が居るから 俺までも見えてしまうんだ!」



と焦っていました。

(怒っていたわけでは ありませんよ(^_^;))



(わたしのせいじゃないよ・・・

でもこれで親父も信じる気になったんだな。)

と、ちょっと面白い気分でしたね。




当時 中学のわたしのクラスには 例の霊能者 牧村が居ました。


牧村にルカの家で起こる事情を話すと、

ルカの家に来てくれる事になりました。




牧村が言うには・・・




ルカの家は鬼門であり、

霊道になっているんだそうです。



ちょうど、ルカの家が霊道で 

霊道とは、霊たちが通る 通り道なんだそうです。



なので 常に霊たちが居る家になってしまっているのです。



あれは霊感の無い人でも 嫌でも感じる事が出来ると思います。


霊の気配に・・・



なので、色んな霊たちが来るわけなんですが・・・汗

わたしはルカの家では怖い思いをした事がないのですが、

ルカは何度か 金縛りや、怖い思いをしたみたいです。


平日に学校をサボって家に一人でいる時にベットの上で金縛りにあい

目を開けると 目の前に・・・


大きな黒い顔だけがルカをじっと睨んでいたり・・・


そんな事も何度もあったようです。

(わたしは常にルカと一緒にいたわけではなく、

他の中学の目立ったヤンキー仲間とゲーセンで遊んでたりしてました汗



ルカの親父が沖縄から取り寄せた魔除けのお札を

牧村に言われた通りに家の何か所かに置いても・・・


霊たちの姿は消える事はありませんでした。

それほど悪さもしませんでしたが・・・




わたしたちが二十歳くらいの時にそのアパートから引っ越したんですけどね。

今も あの不思議なアパートに誰かが住んで居るんでしょうか。