わたしと元夫の初めての出会いは、

元夫が営業所 所長で

新規のガソリンスタンドを任されていて

そこのイベントガールとして わたしは採用された。



ガソリンスタンドの4日間だけの イベントガール。



当時わたしは19歳だった。

高校卒業直後に就職した石材店を半年で辞めて

スナックやコンパニオンで食いつないでいた時期だった^^;






時給が良かったので とりあえず4日間だけでもいーや、って感じで面接に行った。

その時のわたしは モテ期の絶頂だった。

イベントガールの面接に行く3ヶ月前には

通っていたクラブ(飲み屋のクラブじゃないですよー。踊る方のクラブね。)で

スカウトされて雑誌にも載った。


今でこそ太ってるけど(^_^;)

その頃は 体重38キロ(懐かしー。)

飯島 愛に憧れて、お尻まで延びた髪に軽くウエーブをかけていて

歩いているだけでも知らない男たちに写真を勝手に撮られたり、

無理やり手を掴まれて車に連れ込まれそうになったり・・・

人生モテ期は 2度ある。と聞くけど、

まさに この時は ビックリするくらいにモテた時期だった(笑)


スタンドのイベントガールの面接に行った時、

面接官は 元夫だったのだけど(これが初めての出会い。)

話してた時すでに 『採用される。』という、

自意識過剰な確信があった。



ユニフォームのサイズを聞かれたり、

採用の時の電話は どこにすればいいのか? とか

当時は まだ携帯を持っていなかったわたしに

家の電話に出なければ留守電にお願いします という

わたしの申し出に 『承知しました。』との返事。


不採用でなければ連絡しない と言ってるのに、

連絡先を細かく聞かれ 採用だと確信していた。



案の定、次の日には 採用の電話が掛かってきた。



面接時に アルバイトとして働いていた わたしより一つ年上だった男の子が

わたしに一目ぼれしたとのことで、彼が えらくわたしを元夫であった所長に

プッシュしたと あとから聞いた。




4日間のイベントガールは

楽しい日々だった。




スタンドで働いていた沢山の男の子たちから飲みに誘われて

20人くらいで4日間連ちゃんで 当時高校生の時から付き合っていた彼氏なんて

そっちのけで飲み歩いていた(笑)




このまま ここで働けばいいのに・・・・

そんな風に男の子たちに言われて、

わたしもガソリンスタンドで仕事がしたくなって

元夫であった所長に 『わたしを ここで使ってください。』

とお願いした。




でも当時 元夫が可愛がっていた社員の女の子が 

わたしが そこで働くことを拒否した為、断られた。



そして、近くのスタッフの足りていない営業所へ行ってもらえないか?

と提案された。




わたしは それに応じて、

別の営業所で アルバイトとして採用されることになった。




その時 わたしは 元夫との出会いについては、

何とも思っていなかった。



元夫は格好イイタイプの男ではないし、

年も わたしより 一回りも離れている。


しかも既婚者で当時2人の娘もいた。




モテ期絶頂だった わたしには 完全に対象外で、

断っても 断っても男が寄ってくる、

そんな信じられないような時期だった。




この時 まさか、のちに この所長と つき合い、

しかも結婚するだなんて夢にも思っていなかった。




その時の わたしは、土建業の会社の社長の息子で

わたしと同じ年の彼氏がいた。



高校2年生の時から付き合っていた。




バブルが弾け始める時期では あったけど、

いわゆる‘金持ちの息子‘ だった。




優しくお人よしだった為、

わたしが欲しいというものは 何でも買ってくれたけど

物足りなさを感じていたのも確かだった。






そして ガソリンスタンドのアルバイトとして

働き始めた わたし。



3ヶ月後には、6歳年上だった そこの所長と 付き合う事になる。



その人は 元夫の部下だったんだけど、

元夫に とても可愛がられていた部下だった。