浦島太郎は実在のものであろう。これは漁の好きな若者
浦島太郎のお伽噺はいかなる意味ですか。また、玉手箱より煙の出たという解釈――
木曾の寝覚の床に浦島太郎の持ったという釣竿が祀ってあるのをみても、浦島太
郎は実在のものであろう。これは漁の好きな若者が、沖で難船し、朝鮮に漂着した
のである。龍宮城というのは、その頃の朝鮮の王城であって、王様は素盞嗚尊であ
った。その皇后は音米姫という御名であった。素盞嗚尊は神典にあるごとく、天照大
御神の弟神であるから、弟姫をつめて乙姫と唱えられたのである。当時夫神は日本
に渡来し、出雲朝を打樹てたりして不在であったから、孤閏の淋しさから、浦島太郎
の眉目秀麗なるに恋慕し、寵愛した。太郎という名前であったが、後世の作者が浦
島という姓をつけたものであろう。日本に対し朝鮮は裏になるからである。
玉手箱は作り事であらう。もし本当なら、空箱が残っている筈である。