
第26章 お金は経験につぎ込まれる♪
もう日本人の出る幕なし?
これは少し前にネットで見つけた記事のタイトルです。
パウダースノーで世界的に有名になった
北海道ニセコ町の外国人観光客ビジネスが、
ものすごく成功している一方で、
日本人の雇用や国内企業の収益につながっていない
という事実への警鐘と同時に、
政府が今後も2020TOKYOまでに
4000万人の外国人観光客誘致に取り組むなら、
そのおこぼれというには大きすぎる果実を得るチャンスが、
目の前にぶら下がり、
あなたがそれをもぎ取るのを待っている
という側面を紹介してくれています。
2018年4月20日 現代ビジネス『もう日本人の出る幕なし? 外国人だらけのニセコに見る 日本の未来』より。
おはようございます♪
都野建二郎です。
この記事によれば、
今、ニセコの観光中心地は、
・外国語表記のカンバンばかりで日本語の方が珍しい。
・一泊50万円もするような高級ホテルが大人気で、
来年2018年冬のシーズンはすでに予約で一杯。
・世界中の富裕層がニセコの雪を体験しようと集まってくる。
そしてそのような状況では、
ホテルのフロントからレストランの給仕係まで、
英語はもちろん、スペイン、フランス、
ドイツにイタリア、ロシア、中国、マレーシア・・・と
複数言語をあやつれるスタッフじゃないと、
対応するのが難しいことから、
そのような人材を地元はもちろん
日本人の中に求めることが難しい現実について
紹介しています。
◆♪
リゾート開発や観光客の誘致も含めて、
海外企業にすっかり利益を持っていかれている状況を
残念に思うというのは一面的な見方です。
むしろ、
『ただのスキーにこれだけお金が落ちるなら、
日本の商品やサービスを
外国人観光客に分かりやすく紹介するだけで、
十分利益を生み出すことが期待できる♪』
と言う事実に、
どれだけの日本人起業家が気付いているのか
それが問題です。
ちょっと冷静になれば分かることですが、
ニセコにスキーをしにやって来る金持ち外国人は、
1:ニセコ独特の雪質
2:不自由なくすごせる滞在地
を求めているだけです。
そして、それはすでにあるモノで賄えています。
唯一『言葉』のサービスが賄えなかっただけです。
そして、中長期で考えれば
それは日本お得意の教育で解決します。
そして、短期で考えても
スマホとWi-Fi、そして自動翻訳を組み合わせれば、
重要な部分はカバー出来てしまうし、
直接会話が必要な部分も
せいぜい200から300の単語を覚えれば
末端のサービススタッフの仕事なら出来てしまいます。
ただスキーをしに来ただけなのに、
地元民との国際親善を求めたり、
米朝会談について議論しようなんて
思っているわけが無いからです。
それは東南アジアの観光地へ行けば
片言の英語だけでじゅうぶんに、
欧米人相手の商売で儲けている
現地の人たちがいることを見ればよく分かります。
日本人がまじめすぎて、
TOEIC800点取らないと
外国人と話してはイケナイ
と思い込んでいるだけなのです。
それよりも、
スキー客に人気のバックカントリースキーの情報を、
日本人のスタッフから片言の英語や中国語で教えてもらう方が、
よっぽど貴重な情報サービスです。
お客さんが求めているモノに見合ったサービスをすれば、
それは予想外に大きな価値を持ち、
それはつまり高額で取引できる商品になるということです。
わざわざ日本に来てまで
スキーをしたがる外国人が求めるものは何か。
わざわざ東京や京都、大阪に来る外国人が求めるものは何か。
それらの情報を、現地の日本人が、
彼らの言語、英語、中国語、スペイン語などで紹介すれば、
それだけでも十分価値の高いサービスなのです。

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◆著者紹介:ダン・ケネディ