「ギョン!今日は来ないでって言ったでしょ!!」
かなりお冠のガンヒョンが部屋に入ってきた。
「おぉ~!僕の白鳥!!会いたかったよ♪」
そんなガンヒョンの怒りの声も気にしないのか、いそいそとガンヒョンの手を取り、先ほどまで自分が座っていた所に導く。
「もう・・・今日はお屋敷内が寂しいから、一緒に居ようと思っていたのに・・・」
ギョンの手を振り払い言う。
「そんなぁ~!だったら俺はどうなるの?一日千秋の気分でこの時を待ってたのに・・・」
しょぼんとするギョンにちょっと可哀想になったガンヒョンは
「・・・・・・会いたくなかったわけじゃないわよ・・・・ただ、チェギョンが心配だっただけ・・・」
そっと横に視線を外しながら恥ずかしそうに答える。
「ガンヒョン~♪」
嬉しさを抑えきれず、ガバリっと褥に押し倒した。
「・・・な・・・・何するのよ!!」
声を荒立てるガンヒョンに
「何って?もちろん何だよ♪せっかく来たんだからね♪それにチェギョンも一人じゃないから大丈夫だよ♪」
その一言で何かを感じたのかガンヒョンはギョンを押しのけた。
「もしかして誰か連れてきたの!!誰よ!ろくな男連れてきてたら承知しないわよ!!」
ギョンの襟首をつかむとぐらぐら揺さぶった。
「ガンヒョン・・・ちょっと落ち着こう!変なやつは連れてきてないから・・・」
ガンヒョンをなだめにかかる。
「で、誰を連れてきたの?」
『早く答えなさい!!』
心の声まで聞こえる形相で言う。
「・・・・・・・・・シン・・・・・・・・・・」
ぼそりと呟くギョンに
「シンって・・・・もしかしてあの、シン?」
「たぶん、ガンヒョンが思っているあのシンだよ♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
呆然とするガンヒョンに
「ガンヒョン?どうしたの?」
のんきに聞くギョンに
「このバカ!思ってるシンってことは東宮様じゃない!!あんた、何を考えてるの!!」
「何って・・・・・・・命令だから・・・・・・ほら、これでも宮仕えだから、上司の命令には逆らえないの」
「だからって、東宮様がこんな所にお忍びで出てきていいことないでしょう!!」
ガンヒョンの言うことはもっともだ。
「でも、シンにも息抜きは必要だし・・・女の子の所に忍び歩きしたい時もあるって」
「それは勝手だけど・・・なんで、チェギョンなのよ!!」
「さぁ?まぁ、これでシンの手が付いちゃったんだからチェギョンはシンにお嫁入りしちゃえばいいんだよ♪」
「何をのんきな・・・」
楽観的なギョンに呆れて言うと
「ガンヒョン?俺を誰だと思ってるの?右大臣の父を持ってて俺自身も近衛の少将やってるんだよ?しかも、将来有望!チェギョンがシンに入内してもその支援はできるよ。大事なガンヒョンの主様だからね♪」
(そういう問題でもないんだけど・・・)
と思いつつも、シンのお手つきにでもなったら・・・
ぐるぐる考え込むガンヒョンに
「明日にでも、どうゆうつもりか聞けばいいんじゃない?今はね♪」
改めてガンヒョンを押し倒し夜を過ごした。
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ってなことで、今日はガンヒョンとギョンのお話にしてみました♪
思わずギョンの位を何にしたのか忘れてて焦った
あってるよね?
ここのカップルもラブラブだね
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