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読書ログ30冊目。

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「殿様の通信簿」
  磯田道史

元禄の時代に書かれた『土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)』。
幕府の隠密、つまりスパイが探索してきた諸大名の内情をまとめた「秘密諜報」で、当時の大名243人(!)の人物評価が載っています。
現存するのは東大に一冊だけ。

これを歴史学者の磯田道史氏が読み解いたのが「殿様の通信簿」です。


たとえば水戸光圀。
もちろん諸国を漫遊なんてしていませんが、そんな設定を思いつく位かなり好奇心旺盛な人物だったようです。

忠臣蔵で悲劇の青年大名として描かれた浅野内匠頭は、清廉潔白なイメージを裏切る評価が記載されています。

「女色を好むこと切である」
「昼夜閨房にあってたわむれ、政道は家老(大石蔵之介)の心に任せている」

えーっ?

また、城内で暴力事件も起こしていたようで、清廉な好青年があまりの仕打ちに耐えかねて…というよりキレやすかっただけ⁈なんて思ってしまう。

大河ドラマで凛々しく描かれた前田利家も今に伝わる人物像とは違う部分もあり、まつの恐妻ぶりなども書かれていて面白かったです。

しかしよくぞここまで内部事情を調べ上げたものだと感心してしまいます。
隠密…恐るべし。


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