Gamma Ray/Insanity And Genius | Sinn音楽館

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「Gamma Ray/Insanity And Genius」・1993年・3rd

01  Tribute To The Past

02  No Return

03  Last Before The Storm

04  The Cave Principle

05  Future Madhouse

06  Gamma Ray

07  Insanity And Genius

08  18 Years

09  Your Torn Is Over

10  Heal Me

11  Brothers

 

●ガンマ・レイ(Wiki

1989年結成のドイツのHMメタルバンド。

本作時のメンバーはカイ・ハンセン(Vo、G)、ラルフ・シーパーズ(Vo)、ディルク・シュレヒター(G)、ヤン・ルバッハ(B)、トーマス・ナック(Ds)

 

●3rd:「インサニティー・アンド・ジーニアス」

2nd「Sigh No More」の1年9ヶ月後リリースの3rd。

 

①ハイ・テンションで駆け抜ける疾走パワー・メタル。

②メロディアスでポップなジャーマン・メタル。

③ジューダス・プリーストな硬質なジャーマン・メタル。悶絶物のGソロ◎

④実験的?ドゥーム?な不思議な感じのヘヴィな曲。

⑤速さと力で押しまくる狂気のジャーマン・メタル。各パートの見せ場有。

⑥バンド名の由来となったバース・コントロールのカバー。ちょっとディスコ風。

⑦プログレ展開のテクニカル&スラッシーな曲。

⑧ラルフの熱唱ありきの哀愁パワー・バラード。泣きのG◎

⑨パンキッシュ&スラッシーなロックンロール?異色すぎてボートラだと思った。

⑩メタル・オペラ風なドラマチックなナンバー。ちょっとプログレ風味。

⑪コミカルな味付けがバンドらしい、軽快キャッチーなロックロール。

 

邦盤は⑫「Heroes」を追加収録。

ウヴェ・ヴェッセル、ウリ・カッシュ脱退、ヤン・ルバッハ、トーマス・ナック加入。

⑨ディルク・シュレヒター、⑩カイ・ハンセンがメインVo。

 

原点回帰のメロディック・スピード・メタル路線。

日本人好みのメロディ、スピード、パワー、哀愁を散りばめた力作。

個人的にはカイ色の強い前半でお腹一杯、後半はバラエティに富みすぎかも。

 

本作のツアー後に1994ラルフ・シーパーズ脱退。

脱退はジューダス・プリーストのオーディション(ロブ・ハルフォードの後任オーディション)参加が発端だったとか。

 

ラルフ脱退の報にガンマ・レイは終わったと思うファン多しでしたが、次作「Land Of The Free」でその懸念を払拭。

 

(左)オリジナル、(中)2002年リマスター、(右)2015年リマスター
再盤時にジャケット変更されております。

 

 

●参考&過去記事