「笠原弘子/NEO DECADENCE」・2000年・15th?
02 理由をきかない男がいれば
03 ひさしぶりに風邪をひくと
04 金髪のロボット
06 セラピストの寝言
07 叫びと囁き
09 それが最後のスケジュール
10 種と卵
●笠原弘子(Wiki)
1983年声優デビューの歌手、女優。「声優界の歌姫」の異名を持つ声優。
●15th:「ネオ・デカダンス」
14th「aria」の4ヶ月後リリースの15th。
全作詞:枯堂夏子、全作曲:岸村正実
①気怠いテクノ・ポップ。独特な歌詞とセルフ・コーラス◎
②アンニュイなハウス。呟くようなラップ風の歌い回しが新鮮な
③キッチュなテクノ・アイドル・ポップ。チープなサウンドもイイ感じ。
④「金髪のロボット~」の繰り返しが癖になる、キュートなテクノ・ポップ。
⑤アンビエントで冷ややかで淡々とした歌声が響くハウス。
⑥スイング・ジャズ風。気怠さを超え、かかったるそうな歌声が好き。
⑦不思議な歌詞のフォーク調の哀愁バラード。
⑧日常を歌うテクノ・ポップ。長すぎる曲名はこの頃の流行。
⑨爽快フォーク・ソング。本作の中で一番明るい曲。
⑩ゆらゆらと揺られるようなボサノヴァ。優しい歌声が印象的。
帯文句は「ダイナマイトを枕に、甘い夢を見てた。」。
新レーベル・ベラ・ボーエンタテインメントからリリース。
最大の目玉は今剛の参加(①、④、⑤、⑦~⑩)なのですが知られておらず。
退廃的で陰鬱なテクノ、ハウス路線。
新境地へと踏み込んだ実験作、既存の笠原弘子のイメージと違うでファンのウケ悪し。
サウンド&歌詞が癖がありすぎるで聴き手を選ぶかも。
「本当の私」に近い作風で、同じく両極端な評価。
ハマる人はハマり、ダメな人はとことんダメなアルバムかも。個人的には凝ったアレンジ、サウンドがお気に入り。
インディーズ・レーベルからのリリースゆえ現在入手困難。
●参考&過去記事