「The Art Of Noise/In Visible Silence」・1986年・ 2nd
01 Opus 4
02 Paranoimia
04 Legs
06 Backbeat
08 Peter Gunn (featuring Duane Eddy)
09 Camilla: The Old, Old Story
11 Beatback
12 Peter Gunn (Extended Version) (featuring Duane Eddy)
●アート・オブ・ノイズ(Wiki)
1983年結成のイギリスのエレクトロニック、アート、前衛音楽グループ。
バンド名はルイージ・ルッソロの論文「騒音芸術(Art Of Noises)」から。
メンバーはアン・ダドリー(Key)、J.J.ジェクザリック(サンプリング)、ゲーリー・ランガン(ミキシング)
●2nd:「イン・ヴィジブル・サイレンス」
1st「Who's Afraid Of The Art Of Noise?」の1年10ヶ月後リリースの2nd。
①コーラス&サンプリングのアンビエントなオープニング。
②シングルVerと違い地味で耽美なテクノ・ポップ。
③まさにアート?なサンプリングだらけの実験的テクノ。
④摩訶不思議なビート・ソング。超魔術師Mr.マリックのテーマ曲として有名。
⑤サンプリングの洪水なアート?ノイズ?なテクノ。
⑥映画音楽のようなキャッチーなテクノ・ポップ。
⑦前半歌声とサビが永遠とループ~後半ノイズ混じりの耽美なテクノ。
⑧「ベンベベ・ベンベココ~ベンベベ・ベンベココ」が強烈。ディアン・エディとのコラボ。
⑨時の流れが止まったようなアンビエントなテクノ。癒しのメロディが印象的。
⑩けたたましいファンファーレからスタートする、華美で派手なエレクトリック・ポップ。
⑪⑥のMix違いの小曲でアルバムのエンディング。
⑫⑧のVer違い。CDのみ収録?
④全英69位、⑧全英8位、全米50位、②全英12位、全米34位
各シングルは大幅に異なるMixでのリリース。
トレヴァー・ホーンと決別しチャイナ・レコードへ移籍。
バンドによるプロデュース作。アートワークはストーンズのベロ・マークで有名なジョン・パッシュ。
ボーカルはフランク・リコッティ、ジェフ・ダグモア、カミラ・ピルキントン、ロジャー・ダドリー、デラム・ル・サージュらしいで、この辺はクレジットが無く詳細判らず。
アート・オブ・ノイズの最高傑作にして愛聴者多しの名盤。
80年代に死ぬ程聞いたという人が多かったハズなのですが・・・リリースから35年も経つと覚えている人、取り上げる人も激減。
個人的には派手で判りやすい1st、練り込まれた耽美な2ndどちらも好み。
本作はリリース国、フォーマット、リリース時期によって収録内容が異なる困った仕様。Mix違いと同じ感覚なのか訳が分からずで混乱しまくり。
本作を入手するならば、初CD化音源収録の2017年リリース「Deluxe Edition」がおススメ。
●参考&過去記事