Yazoo/You And Me Both | Sinn音楽館

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「Yazoo/You And Me Both」・1983年・2nd

01  Nobody's Diary

02  Softly Over

03  Sweet Thing

04  Mr. Blue

05  Good Times

06  Walk Away From Love

07  Ode To Boy

08  Unmarked

09  Anyone

10  Happy People

11  And On

(PV:① 注:UK盤)

 

●ヤズー(Wiki

1981年結成のイギリスのシンセ・ポップ・デュオ。1983年解散、2008年再結成。

メンバーはヴィンス・クラーク(Key)、アリソン・モイエ(Vo)

代表曲は「Only You」、「Don't Go」、「The Other Side Of Love」、「Nobody's Diary」等。

 

●2nd:「愛にさよなら」

1st「Upstairs At Eric's」の約1年後リリースの2nd。

 

①アリソンのソウルフルな歌声が響く哀愁エレ・ポップ。

②ダークでアンニュイなエレ。

③前作路線のポップ&キャッチーなダンス・ポップ。

④淡々と訥々と歌われるスロー・ソング。

⑤エレ風味のソウル・ポップ。地味だけどお気に入り。

⑥イントロのピコピコ・シンセがヴィンスらしくて好き。イレイジャーに繋がる曲かも。

⑦暗く重苦しい独特の雰囲気。後にアリソンがセルフ・カバー。

⑧ニューウェーヴ色の強い、ちょっと実験的なダンス・ポップ。

⑨アリソン色のR&B色の強い曲。アリソンのソロはこの路線。

⑩(アリソンが歌うのを拒否したため)ヴィンスが歌ったエレ・ポップ。

⑪エレクトリック・ソウルなスロー・ソング。

 

①全英3位、⑥日本のみ

UK盤「State Farm」未収録、US盤「Happy People」未収録、邦盤はUK盤準拠。

アリソン作の曲多しでアリソン色の強い2ndは、完成度は高いけど評価されず・・・

 

奇数曲アリソン作、偶数曲ヴィンス作と交互に収録され、二人のカラーの違いが判るアルバム。

この二人は音楽性の違いだけでなく、男女逆転ユニットゆえのねじれが大きいのかも。アリソンはより男っぽく力強く、ヴィンスはより女っぽくしとやかになっているような・・・

 

「Nobody's Diary」:全英3位

本作からの先行のシングル。80年代らしいヴインスの玉ねぎヘアーが凄い・・・

 

ヴィンスとアリソンは音楽的な相違から本作を個別に収録。そして(多分リリース前)解散。

解散後アリソンはすぐにソロ・デビューし大成功、ヴィンスはプロジェクト・アッセンブリーを経てイレイジャーを結成。

 

 

●参考&過去記事