Pet Shop Boys/Behaviour | Sinn音楽館

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Pet Shop Boys/Behaviour」・1990年・4th
01  Being Boring
02  This Must Be The Place I Waited Years To Leave
03  To Face The Truth
04  How Can You Expect To Be Taken Seriously?
05  Only The Wind
06  My October Symphony
07  So Hard
08  Nervously
09  The End Of The World
10  Jealousy

(PV:①、④、⑦、⑩)

 

●ペット・ショップ・ボーイズ(Wiki

1981年結成のエレ・ポップバンド、メンバーはニール・テナント(Vo)、クリス・ロウ(Key)

ユニット名は共通の友人がペットショップで働いていた事が由来。

代表曲は「West End Girls」、「It's a sin」、「Always on my mind」、「Go West」等。

 

●4th:「ビヘイヴィアー:薔薇の旋律

3rd「Introspective」の2年後リリースの4th。

 

①郷愁漂うメランコリーなテクノ・ポップ。

②刹那的で淡々としたエレ・ポップ。007主題歌予定だった曲だそうです。

③アンビエントな美しいメロディのバラード。漂うよい続けるサウンドも◎

④テクノ・ファンクなシャッフル。ボビー・ブラウンを意識したまさにな曲。

⑤地味だけどセンチメンタルな雰囲気が好き。

⑥欧州哀愁エレ♪ オーケストラとの共演曲でギターはジョニー・マー。

⑦従来路線のエレクトリック・ダンスポップ。モノトーンのPVも印象的。

⑧少年の成長を歌うノスタルジックな曲。

⑨シニカルな歌詞を60年代風のサウンドにのせたエレ・ポップ。

⑩ラストはオープニングと同じく、郷愁漂うメランコリーな曲。

 

⑦全英4位、全米4位、①全英20位、④全英4位、⑩全英12位

④両A面「Where The Streets Have No Name (I Can't Take My Eyes Off You)」未収録。

U2「Where The Streets Have No Name」と、Boys Town Gang「I Can't Take My Eyes Off You」を繋ぎ合わせたカバー・メドレーで、U2のボノが激怒した逸話のある曲。

 

本作は当時評論家のウケが良くなく、そんな記事や批評を鵜呑みにしてました。

リリース時理解できずで、3rd「Introspective」と5th「Very」に挟まれた印象の薄いアルバムでしたが、聞き続けていくうちに静と動の対比、シンプルでモノトーンな美しさにハマりました。

 

ファン人気が高いアルバムで、海外では評価の高いアルバム。一方日本ではPSBの持つイメージと違うからか人気薄のアルバム。

それゆえ日本では現在でもほととんど取り上げられずの不遇作。

 

PSBの1st~3rdはノリノリの判りやすいディスコ・サウンド。

それがPSBの良さであり持ち味でしたが、本作にはノスタルジックかつメロウな要素が加味されており、これまでのPSBとは違った音作りが◎

 

●参考

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