Mastodon/The Hunter | Sinn音楽館

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「Mastodon/The Hunter」・2011年・5th

01  Black Tongue

02  Curl Of The Burl

03  Blasteroid

04  Stargasm

05  Octopus Has No Friends

06  All The Heavy Lifting

07  The Hunter

08  Dry Bone Valley

09  Thickening

10  Creature Lives

11  Spectrelight

12  Bedazzled Fingernails

13  The Sparrow

(PV:①、②、⑧、⑪)

 

●マストドン(Wiki

2000年結成のアトランタのHM、ハードコアバンド。

メンバーはトロイ・サンダース(B、Key、Vo)、ブレント・ヒンズ(G、Vo)、ビル・ケリハー(G、Vo)、ブラン・テイラー(Dr、Vo)

 

●5th:「ザ・ハンター」(WPCR-14236)

4th「Crack The Skye」から2年6ヶ月後リリースの5th。

 

①不穏な雰囲気が漂うグルーヴィーなヘヴィー・ソング。

②古臭く泥臭いヴィンテージ・ロック。曲より映像の方の印象が強いかも。

③爽快感すら感じるキャッチーでコンパクトな曲。

④初期を感じさせるスペイシーで豪快な曲。途中でドラマティックに変化。

⑤煌びやかなイントロの派手な曲・・・だけど煮え切らず終了。

⑥テクニカル&プログレッシブな曲。キャッチーな曲が多い本作では逆に浮き気味かも。

⑦重く退廃的な雰囲気が漂うドゥーム&サイケ・ロック。Gソロがイイ感じ。

⑧ヘヴィだけど軽快さを感じるロック。

⑨ムーディーな長いイントロからスタート~ヘヴィ&退廃変態ロックに変化。

⑩ピンク・フロイド?なイントロが印象的な、スペイシーなプログレッシブ・ロック。

⑪泥臭く獰猛&攻撃的なHM。これまたちょっと古臭い80sHM風なのが乙。

⑫力任せで野蛮なロック。三流ホラーのような怪しい雰囲気はバンドならでは。

⑬前半は美メロで幻想的で浮遊感あり~後半ヘヴィ&スペイシーに変化。

 

①、②、⑥、⑧

邦盤は⑭「Deathbound」を追加収録。

 

コンパクトでキャッチー、サイケ風味のロック色の濃い作風。

今回はバンドお得意のコンセプト・アルバムではない事も影響しているのかも。

 

前作「Blood Mountain」よりも、3rd「Blood Mountain」に近い路線で、本作はバンドお得意のコンセプト・アルバムではありません。

全13曲のほととんどが2~4分台の曲(⑦、⑬が5分台)。

 

本作以前のアルバムと比較すると聞きやすく、聞き手を選ぶ事が減ったかも。この辺は音楽的趣向の問題なのでなんともですが、バンドらしい音楽はちょっと希薄かも。

 

予想通りというか前作「Blood Mountain」を推していたファンにはウケ悪し。

長尺、テクニカル、プログレッシブである事が要視されすぎる気がするばかり。

 

(左)限定盤ジャケット、(右)ピクチャー・ディスク

 

 

●参考&過去記事