「Van Halen/Balance」・1995年・10th
01 The Seventh Seal
02 Can't Stop Lovin' You
03 Don't Tell Me (What Love Can Do)
04 Amsterdam
05 Big Fat Money
06 Strung Out
07 Not Enough
08 Aftershock
09 Doin' Time
10 Baluchitherium
11 Take Me Back (Deja Vu)
12 Feelin
(PV:②、③、④、⑦)
●Van Halen(Wiki)
1972年結成のアメリカのHRバンド。
メンバーはエドワード・ヴァン・ヘイレン(G)、アレックス・ヴァン・ヘイレン(Dr)、マイケル・アンソニー(B)、サミー・ヘイガー(Vo、G)
●10th:「Balance」(Wiki)(WPCR-110)
9th「For Unlawful Carnal Knowledge」の3年7ヶ月後リリースの10th。
①シリアス&ヘヴィなオープニング。Gソロ無しはこの時代ゆえ。
②サミーのボーカルが光る爽快ポップ・ロック。この曲だけポップ寄り。
③ダーク&ヘヴィな愛と希望を歌う曲。カート・コバーンの自殺がモチーフ。
④エディのギターが冴えわたるGロック。リフ&Gソロが◎
⑤モントローズ風のレトロなロック。サミーの早回しのような歌唱が印象的。
⑥ノイズのようなギター・インスト小曲。
⑦讃美歌のようなピアノ・バラード。ピアノはエディ、サミーの歌声ありきの曲。
⑧ダークなアメリカンHR。爽快軽快なGソロがカッコイイ。
⑨インスト・ドラム・ソロ?⑥と同じく幕間曲ですが意図は判らず。
⑩テクニカルではない雄大なロック・インスト。
⑪渋いアコースティック・バラード。
⑫静から動へと変化するドラマティックな曲。インスト・パート&Gソロ◎
①、③全英27位、②全米33位、全英30位、⑦全米97位、④全英77位
プロデュサーはブルース・フェアバーン。⑦スティーヴ・ルカサーがゲスト参加。
前作と本作の間にライブ「Live: Right Here, Right Now」をリリース。
曲は良いけど流れが悪いで3曲のインスト曲収録意図が判らず。
特に後半はこの傾向が強いで流れが止まり、リセットされるような感じがします。
その対策なのかアナログは「Baluchitherium」削除し曲順変更。
アメリカでヒット、日本では人気薄なアルバム。
グランジ、オルタナティヴへの接近が日本人ファンにウケ悪し。
日本はファン層の入れ替わりが少なすぎ、80年代VHの音(&イメージ)を求めすぎ・・・
本作を最後にサミー脱退。以降バンドはメンバーのパーソナルな問題も絡み混乱期に。
デイヴの一時復帰を経て、元エクストリームのゲイリー・シャローンが加入。1998年11th「Van Halen III」をリリース。
(左)邦盤は自主規制でジャケ違い、(右)邦盤はステッカー付。
ジャケットの少年がエディの息子ウルフギャングというのはデマ。
邦盤は⑬「Crossing Over」を追加収録。
●参考&過去記事