「Huey Lewis & The News/Small World」・1988年・5th
02 Old Antone's
04 Bobo Tempo
07 World To Me
09 Give Me The Keys (And I'll Drive You Crazy)
10 Slammin'
●ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Wiki)
1979年ヒューイ・ルイスを中心に結成されたロックバンド。
代表曲は「The Power Of Love」、「Stuck With You」、「Jacob's Ladder」等。
この頃のメンバーはヒューイ・ルイス(Vo)、ジョニー・コーラ(Sax、G)、シーン・ホッパー(Key)、ビル・ギブソン(Dr)、マリオ・シポリナ(Tp)、クリス・ヘイズ(G)の6人編成。
●5th:「Small World」
4th「FORE!」から1年9ヶ月ぶりの5th。前作が大ヒットし期待された本作でしたが・・・
①肩の力が抜けたロック・ソング。盛り上がらずになんとなく終了・・・
②カントリー・ロック。ブルース・ホーンズビーのアコーディオンがいい雰囲気。
③レゲエを取り入れた前向きなロック・ソング。タワー・オブ・パワーのホーンも絡んだ曲。
④レゲエベースの異色曲(というか理解しがたい曲)。歌というよりもゆるいラップの歌唱。
⑤①がベースの(ほぼ)インスト曲で、スタン・ゲッツのサックスをフューチャー。
⑥従来の路線のロックソング。バンドに期待されていたのはこの路線。
⑦枯れた歌声がハマるバンドならではのバラード。
⑧メロウなスローソング。後半はバンドらしい曲多し。
⑨キャッチーで軽快なロック。多数の美女が登場するPVはお気に入り。
⑩49er Highlightsなインスト曲(ヒューイ・ルイスはSan Francisco 49ersのファン)。
③全米3位、全英48位、①全米25位、⑨全米47位、⑦全英84位、⑥全英98位
タワー・オブ・パワー、ブルース・ホーンズビー(②)、スタン・ゲッツ(①、⑤)等がゲスト参加。
前半は実験的で既存路線を打ち壊すで、拒否反応を起こしたファンも多かったかも。
後半は従来路線ですが、落ち着いたというかパワーダウンを感じるかも。
3rd「Sports」、4th「FORE!」と比較すると、シングルがヒットせず・・・
本作は落ち着いた大人のロック路線で、前2作のほとばしるパワーや熱気を感じず。本作は駄作ではないけど、比較対象が前2作だと厳しすぎ。
インスト2曲収録は意図が謎。実験的すぎて出来がイマイチな曲も収録・・・捨て曲という言葉は使いたくないのですが、このアルバムの場合ちょっと口にしたくなるかも。
●参考
Huey Lewis & The News:ディスコグラフィ&関連記事