「Heart/Passionworks」・1983年・7th
01 How Can I Refuse?
02 Blue Guitar
03 Johnny Moon
04 Sleep Alone
05 Together Now
06 Allies
07 (Beat By) Jealousy
08 Heavy Heart
09 Love Mistake
10 Language Of Love
11 Ambush
(PV:①、⑥)
●Heart(Wiki)
1973年結成のHRバンド、現在はアンとナンシーの姉妹デュオで活動中。
メンバーはアン・ウィルソン(Vo)、ナンシー・ウィルソン(Vo、G)、ハワード・リース(G、Key)、マーク・アンデス(B)、デニー・カーマッシ(Ds)
●7th:「パッションワークス」
6th「Private Audition」の1年3ヶ月後リリースの7th。
①「誓いのハート・ビート」:シンプル&アグレッシブなロック・チューン。
②ワイルド&アグレッシブなロック・ソング。メンバー全員での共作曲。
③シンセをまぶしたドラマティックなバラード。
④アンの雄叫び炸裂のソリッド&アグレッシブなHR。
⑤シンプルなロック・ソング。シンプル=地味になりがちかも。
⑥美メロのパワー・バラード。ジョナサン・ケイン作の印象的な曲。
⑦本作に多いシンプルなロック。この路線は時代に合わずだったかも。
⑧アン&ナンシーの2声が絡む気怠く泥臭いロック。
⑨ナンシーが歌う幻想的なバラード。この路線は後の「These Dreams」で開花。
⑩「愛のランゲージ」:産業ロック路線のメロウなAOR。
⑪ハード・ポップなLAメタル風? ハートらしさは希薄。
①全米44位、⑥全米83位
プロデュサーはキース・オルセン。
本作のセールスは歴代ワーストでバンドの一番底の時代。
スティーヴ・フォッセン(B)、マイク・ディロジェ(Dr)脱退、マーク・アンデス(B)、デニー・カーマッシ(Ds)加入し第二次黄金期のメンバーが揃う。
デヴィッド・ペイチ(①、③、⑥、⑩)、スティーヴ・ポーカロ(⑪)が参加。
ジャーニーっぽい⑥はジョナサン・ケイン作で、本作唯一の外部ライターの曲。そしてこの曲が一番印象に残るで、この頃のバンドのソングライティングの問題が浮き彫りに。
後追いですが比較的早く聞いたで80年代の音は好み。
聴いた人は判ると思うのですが、過小評価されすぎな一枚でスルーするのは勿体なし。
③、⑩は16th「Beautiful Broken」にリ・レコーディング収録。
●参考&過去記事