Duran Duran/Duran Duran (The Wedding Album) | Sinn音楽館

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「Duran Duran/Duran Duran (The Wedding Album)」・1993年・7th
01  Too Much Information
02  Ordinary World
03  Love Voodoo
04  Drowning Man
05  Shotgun
06  Come Undone
07  Breath After Breath
08  UMF
09  Femme Fatale
10  None Of The Above
11  Shelter
12  To Whom It May Concern
13  Sin Of The City
(PV:

 

●デュラン・デュラン(Wiki)

1978年結成のイギリスのロックバンド。

メンバーはニック・ローズ(Key)、サイモン・ル・ボン(Vo)、ジョン・テイラー(B)、ウォーレン・ククルロ(G)

 

●7th:「デュラン・デュラン」(Wiki)(TOCP-7230)

6th「Liberty」の2年6ヶ月後リリースの7th。通称:ザ・ウェディング・アルバム

 

①音楽産業の商業化、MTV批判のひねくれロック。ちょっとラップ風。

②ノスタルジック&ロマンティックな耽美なバラード。ウォーレンのGソロも◎

③独特の退廃感漂う、呪詛のようなサイケデリックなロック。

④ハード&ダンサブルなテクノ。USのみシングルカット。

⑤「ショットガ~ン♪」の繰り返しのお遊びな小曲。ジョーク・ソングとの事。

⑥気怠く退廃的なハウス調の哀愁バラード。バッキングVoはテッサ・ナイルズ。

⑦ラテン・テイストのダンス・ポップ。ミルトン・ナシメントとの共作共演曲。

⑧摩訶不思議な曲。タイトルは「Ultimate Mind Fuck」の略・・・

⑨ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカバー。

⑩サイモンがギターも担当した子供の為の曲。ポップ&キャッチーな曲。

⑪80年代の香りがプンプンなニューロマンティックなエレクトリック・ファンク。

⑫芝居がかった喜劇風のダンス・ポップ。イマイチ印象に残らず。

⑬妖しく蠢くラップ調のダンス・ポップ。

 

②全英6位、全米3位、⑥全英13位、全米7位、①全英35位、全米17位、④全米40位、⑩日本のみ、⑨
邦盤は⑭「Time For Temptation」(Alternate version)、⑮「Stop Dead」(Edit)を追加収録。

 

「Ordinary World」

恋人が去った失意の日常を歌う儚げで美しいバラード。

サイモンの歌声がハマる美メロのバラード。ウォーレン作のウォーレンありきの名曲。

 

デビュー・アルバムに続き2度目のセルフ・タイトル。

1stとの区別をつけるために通称「The Wedding Album」と呼称。現在ではこちらの方が一般化し知られているかも。

 

ちなみにウェディング・アルバムの由来は、ジャケットに写るメンバーの両親の結婚式の写真を使用したジャケットから。

本作の録音はウォーレンの家のリヴィング。

 

スターリング・キャンベル脱退によりドラマー不在に。

ドラムマシン以外は、スティーヴ・フェローン(①、②、⑩)、ヴィニー・カリウタ(⑦)等のゲスト・ドラマーが参加。

 

本作から数々のシングル・ヒットが生まれ見事に復活。

当時デュラン・デュランは終わったバンドとして認識。本作は期待せずにリリースされるも大ヒット、バンドもレコード会社も驚いたそうです。

 

本作はウォーレン・ククルロの功績大なのですが、そのあたりはあまり触れられず。

日本では過小評価というか前作「Liberty」で力尽きたファンが多し、80年代からのデュラン・デュランのファンは意外に(リアルタイムで)本作を聴いておらず。

 

 

●参考&過去記事