「井上昌己/彼女の島」・1989年・1st
01 忘れてあげない
02 ロマンスに帰りたい
03 ジョンとメリーのために
04 少し淋しいだけ
05 瞳
06 それぞれの微笑
07 メリー・ローランの島
08 今のままがいい
09 さよならパラダイスビーチ
10 イヤリングのはずしかた
●井上昌己(Wiki)
1989年デビューのシンガーソングライター。90年代GiRLPOPブーム中心的存在。
代表曲は「恋が素敵な理由」、「YELL! -16番目の夏-」、「純心」等。
●1st:「彼女の島」
井上昌己のデビュー・アルバム。
作詞:古賀勝哉(①、②、④、⑤、⑦、⑩)、石川あゆ子(③、⑥)、来生えつこ(⑧)、影森潤(⑨)
作曲:井上昌己(①、⑩)、平山克美(②)、来生たかお(③、⑥、⑧)、阿部恭弘(④)、財津和夫(⑤)、杉真理(⑦)、和泉常寛(⑨)
①伸びやかな歌声が耳に残る爽快シティ・ポップ。
②キャンディー・ボイス&キラキラ音色のアイドル・ポップ。
③(松田聖子路線を)狙いすぎなアイドル歌謡曲。キャッチーが印象的。
④ブリブリなB級アイドル歌謡曲風。コケティッシュな歌声はこの頃ならでは。
⑤「瞳」(まなざし)。財津和夫作の松田聖子路線のアイドル歌謡曲。
⑥歌詞、歌声、サウンド全てが昭和なアイドル歌謡曲。
⑦デビュー曲は杉真理作の松田聖子風のアイドル・ポップ。
⑧来生姉弟作の爽やかなシティ・ポップ。
⑨哀愁アイドル歌謡曲。寂しげなマイナー調の曲。
⑩憂い帯びた歌声が印象的なスロー・バラード。
⑦&③1st
⑤2nd(CW⑨「さよならパラダイスビーチ」):「土曜だエブリバディ!」ED
帯文句は「素直になれば彼女が聴こえる」。
松田聖子に似た歌声が話題だったデビュー作。
デビュー時はアイドル路線を狙っており、デビュー作とは思えない豪華曲提供陣が凄すぎ。
爽やかな歌声の夏の海辺が舞台のアルバム。
本作はアイドル歌謡を無理に歌っているような感有で、(後の作品と比較すると)井上昌己の歌声を生かし切れておらず、
出来は微妙だけど、デビュー時ならではの多様性と試行錯誤が面白い1枚。
●参考&過去記事