V.A./Season's Groovin' | Sinn音楽館

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「V.A./Season's Groovin'」・1994年・オムニバス
01  イヴの魔法 / 松野有里己
02  ベルガモットに月は泳いで / 中嶋美智代
03  雪が降るTOKYOタワー / 宮前真樹
04  狼がやってきた / 松野有里己
05  24日じゃいけない理由 / 宮前真樹
06  トリコロール / 吉田真理子
07  en hiver / 松野有里己
08  HOLY NIGHT / 宮前真樹

 

●オムニバス:「Season's Groovin'」(PCCA-00690)

高浪敬太郎(元ピチカート・ファイブ)作のクリスマス・オムニバス。

松野有里己(ribbon)、中嶋美智代、宮前真樹(CoCo)、吉田真理子が歌うクリスマス・ソング集。

 

①アイドル・ポップ風のクリスマス・ソング。

②本作で一番出来良し。中嶋美智代の鼻に掛かる歌声もまた良し。

③歌声も楽器化している地味な曲。らしいといえばらしい曲。

④本曲が最もピチカート風。歌詞も含め一番クリスマス・ソングから遠い曲。

⑤アイドル・ポップど真ん中。3曲の中では一番CoCoに近い作風。

⑥地味なハウス風の曲。吉田真理子インディーズで作風がガラリと変わりました。

⑦しっとりとしたシティ・ポップ風のスローソング。

⑧まきボーらしい地味なクリスマスソング。

 

②バート・バカラック、③クラッシックス・フォー、ジョニ・ミッチェル、アンディ・ウィリアムス等、④ジョニ・ミッチェル、⑥トニー・ヴェローナ、①、⑦、⑧スタンダード・ナンバー?

クリスマス・ソングのカバーですが訳詩ではなくオリジナルの歌詞と邦題を採用。

 

松野有里己(①、④、⑥)、中嶋美智代(②)、宮前真樹(③、⑤、⑧)の3人は乙女塾&ポニーキャニオン絡み。吉田真理子(②)は知る人ぞ知る(?)清純派アイドル。

正直ビックリだったのは宮前真樹が地味に3曲も歌っている事。

 

この頃はアイドル冬の時代真っ盛りの頃で、各人(所属グループ)歌手活動が厳しかった頃。

CoCo解散、ribbon実質的解散状態、中嶋美智代は音楽活動が停滞、吉田真理子はインディーズへ移籍。

 

そんな頃にひっそりとリリースされたのが本作。恐らく各人の熱心なファン以外は本作を知らずで、自分も本作を知ったのは近年でした。

その時は情報無し&物が見つからずで諦めたのですが、最近掘り出し価格で発見購入。

 

歌い手の名前を見手懐かしいと思う人か、高浪慶太郎、ピチカート・ファイブのファン向け。

聴くとアイドル物とは思えない落ち着いた雰囲気が良いで、↑絡みで気になる人はチェック。

 

 

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