「Europe/Out Of This World」・1988年・4th
01 Superstitious
02 Let The Good Times Rock
03 Open Your Heart
04 More Than Meets The Eye
05 Coast To Coast
06 Ready Or Not
07 Sign Of The Times
08 Just The Beginning
09 Never Say Die
10 Lights And Shadows
11 Tower's Callin'
12 Tomorrow
(PV:①、②、③)
●ヨーロッパ(Wiki)
1979年結成のスウェーデンのHRバンド。1992年活動停止、2003年再結成。
メンバーはジョーイ・テンペスト(Vo)、ジョン・レヴィン(B)、イアン・ホーグランド(Ds)、ミック・ミカエリ(Key)、キー・マルセロ(G)
代表曲は「The Final Countdown」、「Seven Doors Hotel」、「Carrie」等。
●4th:「アウト・オブ・ディス・ワールド」
3rd「The Final Countdown」の2年3ヶ月後リリースの4th。
①アカペラからスタートするポップな産業ロック。流麗なGソロ◎
②ポップ&キャッチー&メロディアス、三拍子揃ったメロディアス・ハード。
③2nd収録曲のセルフ・リメイク。エモーショナルな哀愁ロック・バラード。
④ミック・ミカエリ大活躍の、北欧らしいひんやりとした質感のロック。
⑤ゴスペル調の美メロのバラード。エモーショナルなサビ&泣きのGソロに悶絶。
⑥北欧メタルなアグレッシブなスピード・ナンバー。本作唯一の疾走曲。
⑦ジョーイの力強い歌声のメロディアスな産業ロック。キラキラなシンセ◎
⑧80sサウンドのキャッチーなヘア・メタル、LAメタル風。
⑨ジョーイのシャウト、ギター&シンセが絡み合うちょっとファンキーなロック。
⑩シンセ・サウンドが印象的なダークでヘヴィな哀愁ロック。
⑪静から動へ変化するクールなメロディアス・ハード。ソリッドなGソロ◎
⑫ドラマティックな泣きのバラード。ジョーイの歌の上手さを再確認させられる曲。
①全米31位、全英34位、③全英86位、②全英85位、④日本のみ
ジョン・ノーラム脱退、キー・マルセロ加入。プロデューサーはロン・ネヴィソン。
覚えやすいサビ、ゴージャスで耳触りの良い音色、アメリカ市場を意識した産業ロック。
セールス的には前作に及ばずもファン評価の高いアルバム。特に歌ものとしてレベルが高く、ジョーイ・テンペストの魅力に溢れた作品。
個人的お気に入りはキー・マルセロのテクニカルで滑らかなギター。前任ジョン・ノーラムとは違った良さを感じたで、この頃のヨーロッパが好きだった最大要因。
アメリカ市場を意識したポップ&メロウ路線へ移行、話題多し批判多しの4th。
一番の批判者が某誌で伝説の点数のない「?」な評価。これを鵜呑みにしたファンが多すぎで、聞かずに駄作扱い・・・
それゆえ当時と現在とで大きく異なった評価のアルバムに。
活動初期の北欧メタルにこだわり続けるファン、「The Final Countdown」からの新しいファンにも受け入れられずな不遇作な印象大。
CD普及期でアナログのセールスはイマイチだったのか残存数少なし。
CDは当時珍しかったピクチャー・ディスク仕様、バック・インレイなし。
●参考&過去記事