Birds And Buildings/Bantam To Behemoth | Sinn音楽館

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「Birds And Buildings/Bantam To Behemoth」・2008年・1st

01  Birds Flying Into Buildings

02  Terra Fire

03  Tunguska

04  Caution Congregates And Forms A Storm

05  Chronicle Of The Invisible River Of Stone

06  Yucatan 65: The Agitation Of The Mass

07  Chakra Khan

08  Battalion

09  Sunken City, Sunny Day

 

●バーズ・アンド・ビルディングス

USプログレッシブ、ジャズロックバンド。

メンバーはDan Britton(Key、G)、Malcolm McDuffie(DS)、Brian Falkowski(Sax)、Breuge d'Anon(B、G)

 

●1st:「バンタム・トゥ・ビヒモス」

バーズ・アンド・ビルディングスの1stアルバム。

 

①ハイテンションで突っ走る高速変態ジャズロック。

②ミドル・テンポのヘヴィ・ロック。

③管弦楽器が鳴り響く不穏なテクニカルな曲。キャメルっぽい曲。

④メロトロンが響く叙情的なシンフォニック・ロック。

⑤女性ボーカルとフルートが印象的な穏やかな曲。

⑥異国情緒漂う民族音楽風。終盤テンポが上がり妖しさがアップ。

⑦狂気を撒き散らしながら疾走するジャズロック。不穏な雰囲気と音色が◎

⑧コミカルさと圧迫感を感じる複雑で不思議な曲。

⑨アウトロのスローなイタリアン・ロック。

 

本作を取り上げた記事全てが絶賛しており気になったバンド。

リーダのダン・ブリットンはCerebus Effect、Deluge Granderで活動中で、このバンドは別プロジェクトのようです。

 

マグマ、ジェネシスからの影響を公言しておりますが、キング・クリムゾンからの影響大。

9分~10分越えの長尺曲が5曲と聴きごたえあり、間に挟まれた3分台の曲がよいアクセントになっております。

 

印象的なジャケットはヒエロニムス・ボッス「快楽の園」の一部(左パネル上部)。

ボッスの奇想的な絵は音楽アーチストに大人気で、特に「快楽の園」は数々のアルバム・カバーに採用されております。

 

邦盤はベル・アンティークから直輸入盤でリリース。

残念ながら邦盤、輸入盤共に入手困難でここ数年まったく見かけず・・・