こんにちは、さんじゅうさんです。
今日は、前回投稿した離婚の話の続きをお伝えしようと思います。
離婚後、私はシングルマザーとして新しい人生を歩み始めました。最初はパートタイムで販売業をしていたのですが、店舗の閉店により、電車で1時間半もかかる別の店舗へ異動することになりました。
子供のお迎えに間に合わなくなることがわかり、上司に退職の相談をしたのは、確か23歳の頃でした。
その時の私は、シングルマザーとしてまだまだ不安定で、自分には何もないからっぽな存在に感じていました。将来への不安が頭の中をいっぱいに占め、再就職のことを考えると、押しつぶされそうな気持ちで毎日を過ごしていました。
そんな時、ふとハローワークに立ち寄ったところ、「職業訓練」という制度があることを知りました。相談員さんに話を聞いてみると、簿記を学べる半年間のコースがあると教えてもらい、興味が湧いてきました。締め切りが迫っていると聞き、急いで願書を準備し、必要な書類を集めました。
そして、集団面接とテストを受け、無事に合格。職業訓練手当金を受け取りながら、簿記の勉強をスタートすることができました。
半年間の勉強は決して楽ではありませんでしたが、経理の基礎をしっかりと学ぶことで、少しずつ自分のスキルが高まっていくのを実感できました。そして、訓練を終えた後、経理事務のパートとして再就職することができました。
この新しい職場では、最初は覚えることがたくさんありましたが、日々の業務を通じて成長を感じることができました。当時の上司は、一生懸命に教えてくれ、時には厳しい言葉もいただきましたが、私が一番辛い時には親身になって話を聞いてくれ、支えてくれました。そのおかげで、この職場で6年間勤めることができました。上司からは正社員への道も勧められるようになり、自分が成長していることを実感できるのは、本当に嬉しいことでした。
ただ、子供がまだ小さく、フルタイムでの勤務が難しい状況だったため、正社員になることは断念しました。それでも、シングルマザーとして仕事と育児を両立しながらここまで続けてこれたことは、私にとって大きな自信となりました。
今はその経理事務の仕事も退職しましたが（この件については、また別の記事でお話ししますね）、振り返ると、この仕事を通じてたくさんのことを学び、成長することができました。