あらま
懐かしい頃のお話ができる
投稿ネタが多いわね
ってすっかりおばさんになった
苺頭巾のいちこです🍓
↑この投稿ネタで
中学時代の恋は「終わりがくる」
って卒業後に即封印したって書いた
だけどね、今思い出せば
ちゃんと青春だったなって思う
私が恋していた人は
バスケをやったモテ組の男子
きっかけは中1の１学期
隣の席になった時
犬が大好きな私の持ち物は
犬柄が多かった
「シャーペン見せて！」
といきなり言われて見せる
「犬好きなんだ^^ ダックス可愛いよね！」
って言われた事
その時の私は……
「ダックスよりコーギーが可愛い…
ってか、ダックスってわかったんだ」
としか思わなかったけど
知らないうちに気になる存在になった
2年生の時、クラスは離れてしまった
3年生になって一緒のクラスになった
その時は嬉しかったけど怖かった
その男子はどんどんモテ組になっていくから
女子がめちゃくちゃ怖かった
恋に自信のない私は願った
「席替えで絶対に隣になりませんように」
すると……
隣になった
しかも1年で2回も
私が愛犬の写真を下敷きにしていたら
「ちょっ！下敷き見せて！！」
って1年生の時みたいに
「何犬？」
「雑種。元々迷い犬だから…
でも美犬でしょ(*^^*)」
「俺のダックスの方が可愛いね！」
あ、そうですか
としかならなかったけど
次の日の朝、コソッと
「これが俺のダックス、可愛いだろ？」
って写真見せてくれたのは
嬉しかったな
その後、後ろの席の女子2人が
「私にも見せて！」
「レモンちゃんだよね！可愛いよね！」
とかすごく話しかけてて
私は気持ちを悟られまいと
もっと喋りたかった気持ちを抑えた
何かと2人は話しかけてるから
きっと好きなんだろうな〜って
私の恋は叶わない
そう思ってるから
恋よりも友
友達と音楽の話をしてるのが
1番楽しかった
私は当時ギターを始めたばかりだった
ピアノが凄く上手な友達と
スキマスイッチの楽譜を見ていた
するとまた
「楽譜？見せて！ギターやってんの？！」
楽譜を奪ってきた
「まだ上手く弾けないけどね💦」
「エレキ？」
「アコギ」
「そうなんだ、エレキはね〜
うるさいから止めた方がいいよ〜」
「エレキギター持ってるの？」
「持ってるよ〜」
「いいな〜私は高校生になったら
絶対に買うって決めてる」
「止めといたら〜？笑
近所迷惑になるしさ〜」
「…絶対買う」
「俺、洋楽しか弾けないから
邦楽弾けるの羨ましいなぁ」
「全然弾けないから逆に
教えて欲しいくらいだよ(笑)」
ここで朝の会が始まる
この恋で最大に勇気を出したセリフだった
冗談ぽく言って終わったけど
正直、仲良くなりたかった
高校の願書を書く時も
「ちょっと見せて、
俺の見る？」
って交換してお互いに見た
「高校を選んだ理由…
部活動って書いてあるけど
何部に入るの？」
「軽音楽部」
それでエレキを欲しがる
謎が解けた顔をしてた(笑)
高校生になったら離れ離れ
電車も違うし会うこともない
きっと上手くいっても
別れが来るのは目に見えてる
でも……
奇跡が起きて仲良くなれないかな…
なんて思ってた
それからどんどん卒業に近づく
やっぱり後ろの席の女子が
彼に好意を寄せているっぽいから
私の気持ちは悟られないように
そして卒業式
終わった後は青春タイムがある
私は即帰った
母に「…最後に話さなくて良かったの？」
と言われたが
友達でもなんでもない
ただの隣の席のクラスメイト
自分から話しかけられる訳が無い
そしてこの恋を次の日から
封印すると決めていた
小中学時代の同級生が集まる
成人式でも気持ちをぶり返さないように
すぐにその場を立ち去りました
私の人生で1番純粋な恋でした。
