大円筋の痛みの治療は広背筋とセットで | 鍼灸臨床勉強会・学校卒業後に臨床で使える知識とコツ

鍼灸臨床勉強会・学校卒業後に臨床で使える知識とコツ

鍼灸学生~卒後3年の方向け。鍼を学ぶ方のための勉強会を日曜日に開いています。鍼灸師として独立・開業するために学校卒業後に臨床で使える基礎知識と、実際の臨床で得られたコツを紹介します。

●大円筋の痛みの治療は広背筋とセットで


こんにちは。島田です。大円筋は野球肩でよく治療する筋肉。


図の下側。小円筋と癒着してる事が多いので触診した時に区別が必要です。
鍼灸師養成講座・臨床で使える基礎知識とコツ-小円筋 大円筋 起始 停止 痛み こり


1起始→走行→停止

肩甲骨下角(一部は外側縁)→前外上方へ→腋窩を通り→広背筋腱と重なって→上腕三頭筋長頭の前を通り→小結節稜(前側)


鍼灸臨床では起始、停止よりも走行が重要です。


2作用

(主動作)上腕の内旋、内転


ちょっと細かい話ですが、他にも役割があります。


その他:上腕の伸展


大円筋は停止腱が広背筋腱と重なります。大円筋の痛みの治療をするときは広背筋とセットで鍼をするといいですよ('-^*)/


ちなみに、大円筋と小円筋の区別の仕方は、


宝石ブルー上腕を内旋させたときに硬くなるのが大円筋

宝石ブルー上腕を外旋させたときに硬くなるのが小円筋


です。