こんにちは、鍼灸治療院YELLです
治療院のある都城市は鹿児島との県境にある市です。
都城中心街から車40分ほど走ると霧島の温泉街に着きます
また都城市には温泉が４か所あります。
かかしの里ゆぽっぽ
青井岳荘
観音さくらの里
ラスパたかざき
どの温泉も治療院から車で20～30分ほどの距離にあります
いろんなところの温泉に入りに行けるというとてもとてもいい場所です
さらに高速に乗って鹿児島方面に１時間ほどいけばまた違う温泉がありますので
ちょっと足を延ばしただけでいろんな温泉を楽しめます
私も今日はここの温泉
この前ここ行ったから今日はこっちの温泉
なんて感じでいろんな温泉に行きます
それぞれ泉質が違いますので、それも楽しめていいですよ。
ということもあって、温泉に入る機会が多い地域なのですが
だいぶ前置きが長くなってしまいました・・・。
妊娠中、温泉に入っていいのか
今日はこれについてお話します
温泉に入ることによって妊娠や分娩にどのような影響があるのか
ちょっと前の論文ですがご紹介します。
７６８人の分娩後の女性に
妊娠中の入浴状況についてアンケートを取ったものです。
毎日温泉
毎日入浴剤入浴
真湯入浴
シャワーの４つのグループにわけて
結果的には
この４つのグループ間で
切迫流産率・切迫早産率
妊娠３２週の膣分泌物培養の細菌陽性率・早産率に違いはありませんでした
しかし１回出産を経験したことのある状況で
入浴時間が１０分を超えて入浴すると
切迫流産で入院する割合が、内服薬処方の割合に比べて多くなりました。
逆に初産婦さんが入浴時間８分以上だった場合
分娩所要時間が1000分未満である割合が多くなりました。
現在、温泉施設などでは妊娠中に入浴を禁忌とすることはなくなっています。
今回紹介したものからもわかるように
妊娠中に温泉に入ったことで流産になったり早産になったりするリスクというのは
考えなくてもよさそうです
ただ、安全に入浴するためには１０分以内で入浴する方がいいと考察しています。
妊婦さんに自宅でのお灸をおすすめします。
継続的にお灸をすると分娩の所要時間が短くなるということがあるからです
今回の論文でも入浴時間が8分以上の初産婦さんは
分娩時間が短くなる傾向が示されています。
足元を温めることは分娩・出産に対してプラスに働く面が多いと言えそうです
自宅でお灸をするのが難しい方などは
足湯などでもいいので足元を温めておくと効果的です
