こんにちは、鍼灸治療院ＹＥＬＬです
ＮＰＯ法人Ｆｉｎｅが発表した不妊治療と仕事の両立についての調査では
多くの女性が不妊治療と仕事の両立でなやみ
そして退職を選択する事実が明らかになりました
治療と仕事の両立はとても大変です
治療に来られる方の中にも仕事をやめるべきが悩む方が多くいらっしゃいます
特に仕事をやめたら妊娠した
という話を聞けば、もしかしたら自分も仕事をやめたら妊娠できるかも
と思う気持ちがよぎります
私が見る限り、仕事をやめて妊娠した方の方が少ないです。
仕事をやめたことで、家で治療のことや妊娠について考える時間が増えるあまり
逆にストレスになる方もすくなくありません
これまで築いてきたキャリアや
仕事で得られる自信や金銭的な安定
職場で得られた人間関係
仕事というＯＮのモードと家というＯＦＦモードの切り替え
それらは仕事をしているから得られるもので
妊娠ということ、治療ということのために辞めるというのは
冷静になって考える必要があると思います
妊娠や治療をないがしろにするという意味ではなく
妊娠や治療と同じく仕事で得られるものも大切だということです。
職場の方と相談しても、自分が満足できる環境にはならないでしょう
職場も売り上げが大切で
その他の職員・スタッフの仕事量や働きやすさが大切で
これまでの流れや仕組みが出来上がっていれば
とてもすぐにはかわらないでしょうし
治療のことを周りに知られたくないという方もいらっしゃるでしょうから
難しいとは思いますが
治療のことは少しずつでも周囲に知っていただくことも
職場でのストレスを少なくする方法の１つになりうると思います。
直接の上司だけでなく、話しやすい同僚や先輩に話す
環境を変えてほしいというだけでなく
こんな風に治療に行って頑張っているんだ、と状況を雑談のように話すだけでも
変わってくることはあるのかなと思います
ただ、不妊治療や妊活のことがなくても職場をやめたいという意思がある方は
辞められたらいいと思います
それは本当に仕事がストレスだからです。
治療がストレスではなく、仕事がストレスだからです
治療あって辞めたいという方は治療がストレスなのであって
仕事がストレスではありません。
でも仕事そのものがストレスであれば仕事をやめればストレスが減ります。
本当にそれで妊娠する方もいます。
でも本当に仕事嫌だったんだな、という方です。
治療と仕事を両立する意味はとても大きいです
有給をどこで使うか
時間給をうまくつかったり
フレックスがある方はまだ調整しやすいですが
融通の利かない職場だと、治療のスケジュールが思っていた通りに行かず
休まなくていいところまで休んでしまうことになったり
有給の残り日数を計算して治療のスケジュールを組んだりと
本当に大変です。
周囲からは白い目で見られて
詮索されて、変に気を使われると逆にへこんでしまいます。
だからこそやめることがよぎるわけですが
仕事をして楽しいと思う瞬間があると思います
治療でいっぱいいっぱいになってしまうとそれがわからなくなるかもしれないですが
本来は楽しいとか
このために仕事してる！という目標があると思います
その気持ちを大切に治療を両立されてはどうでしょう
治療のことを考えすぎて仕事がわるいのかとか思っちゃいますが
今妊娠に至っていないのは決して仕事のせいではないと思います
よっぽど仕事が嫌でない限りは・・・
だから仕事の楽しい部分や、自分の自尊心になっている部分を大切に
仕事をしている時には治療のことを忘れようという前向きな気持ちを
大切にしてください
