こんにちは、鍼灸治療院YELLです
昨日はタイミング・人工授精の方の鍼灸治療についてお話しました
今日は体外受精・顕微授精の方への鍼灸治療についてお話します
体外受精・顕微授精の方が治療に来られる場合
その方が次の治療で何をされるのかというのがとても大切になります
移植周期を控えている方に卵巣への治療をしても意味ないこともありますし
採卵周期の方に子宮への治療をする訳にもいきません。
さらに今周期に治療なのか、来周期に治療なのか
少しお休みしての治療なのかによっても治療の頻度やスピーディーさが変わってきます
なのでまずはどのような状況で
次の治療をどの時期に何をするつもりでいるのかがとても重要です
その上で、これまでの治療経過というのも重要になってきます
経過を聞いているとどうも卵巣の状態や卵子の状態が悪そうだ、とか
着床の部分でうまくいかない部分がありそうというのが見えてきます
子宮や卵巣に関しては特に問題なさそうだけれども
普段の生活や体調がよくないことが影響してそう、とか
とてもストレスを受けやすい方で、その部分が大きく影響してそう
などいろんなことが見えてきます。
月経痛の様子や日々の体調
これまでの子供や学生時代から現在に至るまでの様子を聞くと
なおさらこの部分がよくなさそうだということが見えてきます
*もちろんタイミングや人工授精の方にも重要なポイントです。
そうした妊娠に至らない背景の中で
特に妨げになっていることを治療することに加えて
次の治療に向けて、子宮か卵巣どちらをメインで治療するのがいいのか
を判断して治療していきます
もちろん身体の調子がよくなることも大切ですが
体外受精や顕微授精の場合には画像や数値で状態がよくなっているのか
変わらないのか、悪くなっているのかが見えてきます
卵の分割がうまくいかなかった方が胚盤胞まで分割する
着床しなかった方が、着床するようになる
などなど
そんなことが細かく見えてきますので、その状況によって
治療方法をこのままの状態でやっていいのか
他の治療方法に変更した方がいいのかなどを判断します
他の治療方法は使うツボを変えてみる、刺激方法を変えてみるなど
いろんなパターンがあります
もちろん、体質や体調的にしっかり改善しないといけないという人の場合には
そちらの治療に重点を置いて治療をします
それ巡り巡って子宮や卵巣にいい影響を及ぼし
妊娠しやすい状態へと導くことになります