こんにちは、鍼灸治療院YELLです
今日も、先日の講習会で学んだことから紹介できる内容をお話します
今回は「母乳育児」についてです
先日講師の先生は
「赤ちゃんにやさしい病院」認定を受けている病院のドクターでした。
「赤ちゃんにやさしい病院」とは
母乳育児をとおして母子の絆の形成を支援し実践していることがユニセフと
WHOに認められた産科施設のことを言います。
意外とこの認定は難しいようで
1回認定を受けても、その後の状況で認定を外されるなんてこともあるようです
ここまで母乳育児に力を入れるのには
それなりの理由があります。
●お母さんのメリット
①母性スイッチがON
母乳育児じゃないと母性がはぐぐまないわけではないですが
母乳育児をすることは協力なスイッチONになるようです
②産後の体力回復・避妊
母乳出すためのホルモンは、お母さんの排卵を抑制する作用があります。
このため月経が来なくなるため、月経による出血がなく体力がより回復できると同時に
育児中に次のお子さんを宿さないような身体になります
③おかあさんのがんの減少
乳がんや卵巣がん・子宮体癌が減少します
④母乳ダイエットと糖尿病の予防
母乳は血液から作られます。
それを赤ちゃんが飲んでくれるわけですが、これが協力なダイエットになります
また授乳中は糖分から乳糖へ変換されるために
糖を分解するためのインスリンの必要量が減ります。
これが糖尿病の予防につながります
●赤ちゃんへのメリット
①疾病予防効果
胃腸などの消化器の感染症や、中耳炎・期間感染症・尿路感染症
糖尿病・小児がんを予防する働きがあります
②神経発達の向上
なんとIQの向上がみられるそうです。これはすごい!
お母さんのおっぱいから「吸う」という作業をするとき
口・あご回りの筋肉をとてもよく使います。
ここの部分の筋肉を使うことで脳にさまざまな刺激がいくのかもしれません
③成人病予防
肥満や動脈硬化を予防します
④情緒の安定
これはわかる気がします。
おっぱいを飲んでいなくても、ただ加えているだけでも落ち着く赤ちゃんいますね
⑤SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防
原因不明で、赤ちゃんが突然亡くなることがあります
そのリスクの1つに挙げられているのがミルク栄養です。
母乳育児をすることで、そのリスクが抑えられる可能性があります。
(厚生労働省もこのことから母乳育児を積極的に推進するようになりました。)
ミルクの育児がいけないというわけではありません。
ミルクにはミルクなりの良さがあります
ただ、母乳にもそれなりの良さがありますので
どちらを選択して育児をするかは、お母さんの、そしてご家族の自由です
もし、胸のトラブルでお困りの時には病院の母乳外来で相談されてもいいと思いますし
鍼灸治療で改善できる場合がありますので一度ご相談ください