普段は温厚なワタクシも、
時と場合によっては相手を一喝することもあります。
「こんな事を言うのは他でもない、君の為だ。」
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20代中盤のフリーターが居ます。
A君は一度就職はしているものの退職し、いまは
僕の店で好きな商品に囲まれてよく仕事をしてくれています。
勤務時間はこちらが頼まなくても長く働いてくれるし、
商品知識もあるので彼目当てにお客様が来店してくれるくらいで
とても頼りになります。
しかしA君には「機嫌で態度が左右してしまう」という欠点がありました。
社員にもアルバイト仲間にも「不満顔」を見せてしまい、
時にはお客様にもそんな雰囲気が伝わってしまうことがある、と
他のアルバイトスタッフから報告を受けたのです。
僕はA君に「話を聞きたいことがあるから時間をくれないか」と言いました。
A君は「今ですか?今忙しいんですよねー分かりました、今行きます」と
内線電話の向かうからあからさまにご機嫌ナナメ気分が伝わってきます。
アルバイト仲間から、店長に面談されるかもしれないと聞いていたみたいです。
面談されるのがちょっとご不満だったご様子(-_☆)
「話が聞きたい」と声をかけました。叱ることが目的ではないのですが、
A君にはそう捉えられてしまったのでしょう。しかしだからといって
「なんすか店長?」
「時間がないんですよね」
「僕は△△としか考えられないです」
という排他的な考え、発言は到底容認できない。
僕が傾聴をしていてもA君が
「僕は○か×でしか判断できない人間ですから」
「店長は回りくどすぎる」
「もっとハッキリ言っちゃってください」
なんて言うもんだから、僕の「カリスマ・スイッチ」がON。
「A君はいつまでこの店で働いてくれるつもりだ?
ほう、1年後には就職しようと考えてるんだ。うんうん。
じゃあ、はっきり言ってやろうか。今のままの君では
ハッキリ言って社会では通用しないな!
会社や組織はYESかNOなんかで割り切れやしない。
そんな甘っちょろい考えではダメだ。
今の店で甘えた気持ちや態度で仕事をしているのなら、
1年後とは言わず今すぐにでも辞めてもらっていいんだ!
と、すごい剣幕で、まさに机を叩く勢いでまくし立てたのでした。
肝心のA君も僕のイキオイに面食らった模様。
三角だったA君の目が次第に落ち着いていき、
真摯に僕の話を受け入れ、反省の弁を述べたのでした。
「あえて厳しいことを言ったよ。
こんな事を言うのは他でもない、君の為だ。
いつか社会人になった時に、きっと分かってくれると思う。
これまで出来ていなかったことは改めて、
次のステップが決まるまでは、今この店で頑張って欲しいんだ。」
みたいな事を言った気がします。
僕もスゴイ剣幕で話していたんでね、はっきりとは覚えていないんです。
でも一時の感情だけでなく、A君の為に出てきた言葉だと思ってます。
だからきっと受け止めてくれたんだと思います。
その日は「これからも頼むよ」と言って面談を終えて帰りました。
僕の帰宅後に携帯が鳴って電話してきたのはA君。
「本当は直接お会いしながら言うのが筋だと思うのですが、
今日は本当にすみませんでした、それが言いたくて・・・」
仕事終わりに電話してきたようです。
あ、伝わったんだなって思いました。