50/50 フィフティ・フィフティ [Blu-ray]/Happinet(SB)(D)
¥4,935
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酒もタバコもやらない陽気な青年アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は27歳でガンを患い、5年の生存率は50パーセントと宣告される。職場の同僚や恋人、家族が病気を気遣い神経質になっていく中、悪友カイル(セス・ローゲン)だけはいつも通りに接してくれていた。何とかガンを笑い飛ばそうとするアダムだったが、刻々と悪化していく病状に動揺を隠せなくなってしまう。 (シネマトゥデイ)


★脚本家の実体験に基づいた勇気を与える作品


いや~かなり良かったんじゃないでしょうか。

「最強のふたり」が好きな人はぜひ見てほしい作品なわけです。

ガン宣告をされた主人公がその後どう生きていくのか、そして周囲とのかかわりを描いた作品です。

ガン宣告を打ち明けた瞬間に周囲の対応がガラリと変わる。

家族・友人・仕事・そして好きな人。


しっかりと主人公アダムの親友カイルが、この物語の雰囲気を作ってくれてますよね。彼以外の人物は、同情だったり、本当に悲しかったりで、どうにも暗くなってしまい、アダムも暗くなる。だけど、カイルは違っていて、一見自己中心的で女とヤルことしか考えてないようですが、病人扱いをしないというかアダムが人生を楽しんでくれるように実はすっごく気を使う人物だったんですね。

友達は大事だなってことに気づかされます。この作品で泣いたところはもちろんアダムかわいそうだなってことではなく、友達っていい~!でした。


ところで、主演のジョセフ・ゴードンーレヴィットなんですが、この人本当好きです。

基本的にこの方が出てる作品にはずれはない気がします。

50/50が気に入った方はぜひ「(500)日のサマー」も。


脚本的にも、しっかりリアル路線にのってくれていて、違和感を思うところはないですし、終わり方も余韻たっぷりですきでした。なにしろ、この作品の脚本は、脚本家のウィル・ライザーの実体験に基づいているというのだから当たり前。

タイトルの50/50ですが、これは生存率50パーセントの病気にかかったよという意味です。このへんが僕は好きでして、どういうことかというと、難病ものの、具体的にいえば生存率0.1パーセントだろうがなんだろうがいいですが、その難病から奇跡の生還を果たす映画のどこが面白いのでしょうか。 (生還なんてしなくていい、別に死んでいいと思います。その難病に敗れて死んでしまったことをどううまく描けるのかが、僕の思う映画です)

その点、50パーセントの生還率という、高いのか低いのかわからない数字がまた、生存したことを逆にリアルな感動に持っていくことに成功しているのだと思います。生存確率が低ければ低いほど、生き残った時の感動描写がうんざりしてしまうのは僕だけなんですかね。


そしてこの映画のキモは、見た人を必ず、元気にさせてくれるところでしょう。

ガン宣告を受けた人だってこんなに前向きに頑張ろうとしているんだ、なんで自分は健康なのに頑張れないのだ!と奮起するきっかけを与えてくれそうです。

ところで、この映画をみてもうひとつ思ったことがあって、それは人は死を意識するとものすごく周囲からの愛を感じやすくなるのだろうな、ということ。それがときには逆効果に…みたいなことも描かれてるわけですが、やっぱり日ごろから人への愛の気持ちってのは、感じていたいし、伝えていきたく思いました。

本当に大切にすべき人ってのが見えてくると思いますね。そんな人になりたいね。