「残念だよ、スパイダーマン。
大人しくそのハードディスクを渡してくれていれば済む話だったのに」
「ひ……人のおもちゃが欲しくなったからって、いじめっこ集めて奪いに来るのはどうかと思うよ、オクトパス」「まあそう言わないでくれ。
折角集まった旧知の仲だ。彼らも君と遊びたいんだよ」
「……人気者はつらいね、でもそろそろ僕行かなくっちゃ」
「逃すものか!
さあ、早くディスクを渡せ!
このディスクのデータさえあれば、私の計画は……!」
「待てぃっ! スパイダーストリングス!」
「誰だお前は!?」
「地獄からの使者」
「スパイダーマン!」
テッテレーテテレ♪
「また新しいスパイダーマンだと!?
だがこのディスクさえあれば私の計画は……」
「……ディスクが!?」
「はっはっはっ!
すり替えておいたのさ!」
「貴様ぁ!」
「さっきからダラダラと、このライノ様が踏み潰してやる!」
「いくぞ!」
君はなぜ
闘い続けるのか全てを賭けて
東映版スパイダーマンでした。
このスパイダーマン、多分他のスパイディよりも動くという。そんか気合いの入れよう。
すごいよね〜。
細かいレビューはよそを見てね!
とりあえず蜘蛛糸がマジで縄でびっくりしたぞ!
以下うろ覚え語り。
スパイダーマン。
今ではもちろんのこと、90年代以前でもスーパーマン、バットマン、ハルクと並んでアメコミの代名詞だったアメコミヒーロー。
そのアメコミヒーローの東映版がなぜ生まれたのか。
というところで、この時期東映はマーベルと契約して、権利を貸しあったらしいんですよね。
東映はマーベルからスパイダーマンを。
マーベルは東映からライディーンやコンバトラーVを。
ただこっちは純粋なアニメ放映ではなく玩具の商法。前段階として超合金シリーズがアニメ放映なしに海外展開しておりまして、結構人気だったそうです。これ自体は玩具なのでポピーとマテル社の契約だそうですが、その後オリジナルストーリーをコミックという舞台で用意したのが東映と提携したマーベルだったのです。
ちなみに東映が権利を借り受けたのはスパイダーマン以外には、ファンタスティックフォーのシルバーサーファーがあったらしいです。
実際のカッコ良さは置いておいて、ビジュアル的には全身銀色のタイツ男がサーフボードに乗っているわけで。
没になりましたが、スパイダーマンの翌年度はシルバーサーファーだった可能性もあるわけです。
すごい時代だな!?
というわけでマーベルから権利を借り受けて。
日本でローカライズされた結果が、東映版スパイダーマンこと山城拓也なのです。
まあ僕自身どう足掻いても当時を知る世代ではないので、重みも何もないわけですが。
流石にこのような契約は70年代だけだと思いますが、スパイダーマンの日本ローカライズ展開自体は他にも結構あります。
漫画版であったり、ボンボン連載のスパイダーマンJであったり、何人か日本のスパイダーマンはいるのですが、やはり特撮という媒体は非常に特殊。際立つ存在なのは間違いありません。
特撮界とアメコミ界の双方でレジェンドになる男、スパイダーマン。
マーベル公式で配信されたり、アメコミのイベントでも活躍したり、最近ではアニメ映画のスパイダーバースの続編でもでる可能性が濃厚ときています。
すごいな!?
チアキ「なんというか、長い割には雑な語りだったな」
日米の表象文化の相互影響が卒論だったマンなので、本当はもっと参考文献マシマシなガチローカライズの話にするつもりでしたが、後輩に貸しちゃってましたわ😇
じゃあスパイダーバースで語るかと思ったんですが、リア友に貸しちゃってましたわ😇
間が悪いのが重なった結果、めっちゃ薄い内容になった次第でーす!
じゃ、今回はこのへんで。