チアキ先生「ん、この記事は全て私が喋る。よろしく頼むよ。では、改めて……
どうも、ラヴィーナ型神姫、チアキだ。
今回は武装神姫に関わるオフ会のルール周りを説明する、ということで駆り出されてね。
マスターが喋るより私が喋る方が聞いてくれるだろうし、なによりこれを通して私たちの雰囲気を察してもらうことがマスターの意図らしい。
まあこの時点で既に、合わないと察したらUターンできるしな。
さて、ではオフ会のルール周りの説明を始めようか。
……あー、そうだ。
この先トラブルの元になり得ることや円滑にオフ会を進めるための事項は全て赤字で記すことにする。最低限そこだけでも見ていって欲しい。
オフ会のルール説明をするところもあまりないからね。今回はうちのオフ会を中心としながら、どこのオフ会でも基本的に通用する話をすることにしよう。
ただFAガールやDTA、メガミデバイスの扱いや他の玩具をどこまで持ち込めるか。一人何姫まで同伴可能かの制限といったローカルルールや細かい話はそれぞれの幹事に聞いてくれ。
流れを辿るのに、まずは……集合からだな。
うちのオフもそうだが、多くのオフ会では待ち合わせ場所があると思う。
だが、駅前辺りといった定番の待ち合わせ場所というものには大体複数のパーティが既に待ち合わせているもの。
その中から自身が待ち合わせているパーティを探す時点で既に面倒ではあるが、それ以上にお互いの顔を知らないのが当たり前だからな。
互いの認識のためにあらかじめその日の服装を伝えておくことがベターだな。
これだけで集まる速度は段違いになるよ。
次に、出会ったら何をするか、だな。
……まあ当然ではあるが、互いに自己紹介をしてくれ。
何回かあったからわかるだろうという考えは通用しないぞ。……主にうちのマスターの話になるが、人間をシルエットでしか覚えてない疑惑があるからな。
オーバーに言えば名乗っていない人間は認識できない。
……まあ、これは名乗るだけで済む話なんだけれどね。それだけでも大きく変わるものだから、楽しい空間づくりに協力してくれ。
続いて、カラオケ等のメインのオフ会会場に着いてからだな。
流石に到着後は何かしら全体連絡があるとは思うが、その指示に従ってくれ。
展開OKなようならば各々自分の持ってきたものを広げてもらって構わない。
ああ、隣人とのスペース管理や干渉をしない等のマナーは守ってくれよ。
それからここで一番大事なことだが、人の神姫、ものに勝手に触る、動かすのはNGだ。
そういった際には必ず持ち主に一言かけることを忘れないでくれ。
この辺りのことも当たり前ではあるがトラブルの原因になるからね。覚えておいて欲しい。
ああ、これも言わなくてはな。
オフの場では人間同士の会話があるわけだが、人との会話は否定から入らない方が面白いということも覚えておいて欲しい。
人間それぞれ考え方が違うものだけれどね、とはいえなにも趣味で集まった場でまで本気の議論を交わす必要もあるまい。負の感情がないディベートをお互い、そして周囲の同意の上で、ということなら止めないが。
……失礼。私の趣味がでた。
まあコミュニケーションで起こるトラブルも気にして欲しいというところだな。
最後に、場を立ち去る時の会計だな。
丁度の額を用意しろとまでは言わないが、参加者間での金銭の貸し借りは推奨しない。
ネットでの繋がりだからね。次いつ会えるかわからないというのが当たり前の世界なんだ。
……今は便利な世の中になったから大分ハードルは下がったけれどな。
そうそう、撮影した写真をSNSやブログに載せて良いかの確認をとることも忘れないで欲しい。
とまあ、こんなところか。
特に重要なことをまとめると、だ。
・お互いの顔を知らないのが当たり前。出会ったら見知った顔でも必ず互いに自己紹介をする。
・人の神姫、ものに勝手に触る、動かすのはNG。触る際には必ず持ち主に一言かけること。
・撮影した写真をSNSやブログに載せて良いかの確認をとる
赤字の中でも特にこの三点はどこのオフ会でも通用するはずだ。覚えておいて欲しい。
オフ会では基本的に自己責任の部分が多く存在する。
不安なことはあらかじめ主催に相談しておくと良い結果になるだろう。
細かい違いはあるだろうが、概ねのルールとしてはこんなところかな。
長くなってしまったがこういったルールを守るだけで楽しい空間づくりはあっという間に完成する。
私たちのオフ会もそうだが、ルールとマナーを守って主催に協力してくれると今後もやりやすくなる。
一緒に楽しい時間を過ごせるようにして欲しい。
じゃ、今回はこのへんで。
静聴ありがとう。
実際に会えるのを楽しみにしているよ」
チアキ「なに!?
状況を示す写真や図がない、だと。……むぅ、そうだな、わかりづらいな。
しばらく待って欲しい。近いうちにきちんと状況が把握できる図を追加する」