ハロウィンの夜。
ノエル「……こっち……、……こっち……」
不思議な少女に導かれた先は古い洋館。
ノエル「……遠慮、……せず、…………入って……」
古びた門を通り抜け、豪華だけれど近寄りがたい扉を開けて、少女と共に屋敷の中へ。
調度品が並ぶ素敵なギャラリーをゆっくりとご鑑賞ください。
絵も像も、まるで動きだそうなほど素晴らしいでしょう?
ノエル「…………まっくら……」
おっと、灯が消えてしまいましたか。
でも蝋燭があれば大丈夫。
ほら、この通り。
ノエル「…………こわ、……い……?
……こわく……ないところ……いこ……?」
手を引かれて行った先は、開けた吹き抜けの大広間。
眼下に広がる手すりの奥には、豪華絢爛なパイプオルガン。
誰もいないはずなのに、音が響き渡るかのよう。
ノエル「……気に……いった……?
……ここに、……は……私の……お気に入りが……、で…いっぱいある……の……」
扉でいっぱいの廊下を通り、屋敷の奥へ。
そこには壁一面に広がった、心がこもった絵画。
吸い込まれそうなほど大きいでしょう?
ノエル「……ここ、ろ……とくん……とくん……って……、きこえる……みたい……」
長くて軋む、大階段。
上がりに上がってたまに下る。
最後にたどり着いたのは、真っ暗闇の寝室です。
どうやらここが目当ての場所。
彼女の求むDEAD END(行き止まり)
ノエル「……暗い……よね……?
……明るく……する……、……よ……?」
ノエル「……よう、……こそ……。
……私の…………部屋……へ」
ノエル「……つかま、……えた……」
黒いケープを脱ぎ去ると、ベッドの方へ引き寄せます。
ノエル「……じゃ……あ……、
……トリック……オア……トリート……」
うちのこかわいい(°∀°)!
というわけで今年もハロウィンでございます!
ちょっと今年は毛色を変えてみましてねぇッ!
他にも没ネタとしてブキミー族な小物や私物をズラズラ並べて部屋を製作! 奥にはもちろんうちのこ!
それっぽい音楽を流しながら部屋の動画をちまちま映しながら最後にうちのこ〜というのをやっていたのですが、……神姫感超薄くなりまして(°_°)
採用された今回も薄いですが(°_°)
まあシチュエーション的には「今日うち誰もいないの///」からの部屋&ベッドが決まったということなので! ことなので!
今回の撮影に使ったのはこちら( ´ ▽ ` )
ホーンテッドマンションのアメコミ版です。
マーベルを傘下にしたディズニーは、この手のアトラクションのコミックシリーズも作っているのです!
内容としてはアトラクションを再現しつつホラーな雰囲気の序盤から、不気味ながらも楽しい雰囲気を醸し出し始める中盤以降といった具合に、正にホーンテッドマンションの持つ二面性を体現したものになっています。
主人公もストーリーも、アトラクションの流れを大まかになぞりながらも全てオリジナルなストーリー。わりとほっこりする良い話です♨︎
続いて Seekers of the Weird!
こちらも同じくディズニー×マーベルによるアトラクションのコミック!
蝋燭の辺りのみこのコミックです。
ですがこのアトラクション、あまり聞いたことがないのではないかと。僕は買って調べるまで知りませんでした。
それもそのはず国内国外どころか実際に作られていないアトラクションらしいのです。
コンセプトアートと企画は作られたものの、その先にいかなかった、ある意味幻のアトラクション。それがこちらのコミックで擬似的に再現されたっていうんだからすごいよね!
こちらは幽霊屋敷ではなく不思議博物館。
身も蓋もないことを言えばおっかないナイトミュージアムです。
香港のミスティックマナーに一部概念が引き継がれているって聞いたことありますね。
怖いというより不気味な雰囲気。ぴったりな名前ですねぇ。
最後はちょっと番外編。
「幽霊屋敷」の文化史です。
ホーンテッドマンションの持つ「ゴシック性」を建築をはじめとして様々な角度から解いた本です。
個人的にかなり興味深い内容だったので紹介しておきます。
舞台装置としての恐怖感を与える雰囲気の原典を具体例を用いながら細かく、広い分野で扱っているのでその手の話が書きたい人に良いのかな、と感じますね。
実際この本がきっかけでフランケンシュタイン読みきりましたとも、ええ。
じゃ、今回はこのへんで。
ノエル「…………据え膳……」
わーお、ハッピーハロウィーン(´・∀・`)














