「忍者型フブキのコユキと申します。どうぞよろしくお願いしますね」
今回のステージは森林地帯。視界が悪く、立ち並ぶ木といった障害物も多いステージだ。
Ready ?
Go !
「まずは牽制といこうか」
様子見とばかりにチアキは構えたハンドガンに狙いをつける。
狙いは当然、試合開始の地点から動かないコユキだ。
しかし、ほぼ棒立ちの姿で立ちつくしていたコユキは、チアキがハンドガンを構えるや否や姿勢を低くしてチアキ目掛け走り出す。
「む!?」
慌てて片手に構えたハンドガンを乱射するも、不規則に動き回るコユキにはうまく当たらない。
「それなら……これだ」
チアキは大型マシンガンに持ち替え撃ち続ける。
だがコユキは木の陰を利用したり場面場面で姿勢を変えて回避する。
大型マシンガンの弾丸はただただ地表や木を抉るだけでコユキに当たることはなかった。
チアキは更に銃器を持ち替える。今度はエネルギー弾を撃つブラスター。
「まずは牽制といこうか」
様子見とばかりにチアキは構えたハンドガンに狙いをつける。
狙いは当然、試合開始の地点から動かないコユキだ。
しかし、ほぼ棒立ちの姿で立ちつくしていたコユキは、チアキがハンドガンを構えるや否や姿勢を低くしてチアキ目掛け走り出す。
「む!?」
慌てて片手に構えたハンドガンを乱射するも、不規則に動き回るコユキにはうまく当たらない。
「それなら……これだ」
チアキは大型マシンガンに持ち替え撃ち続ける。
だがコユキは木の陰を利用したり場面場面で姿勢を変えて回避する。
大型マシンガンの弾丸はただただ地表や木を抉るだけでコユキに当たることはなかった。
チアキは更に銃器を持ち替える。今度はエネルギー弾を撃つブラスター。
隠れる対象を次々と失ったコユキはクナイを次々とチアキへと投げ、ブラスターの狙いを逸らしていく。
近づけまいと撃ち続けるチアキと
弾がかすり、僅かにダメージを喰らうものの忍者型の名に恥じない動きで徐々に、しかし確実に接近するコユキ。
チアキがブラスターを撃ち尽くし、2丁のハンドガンに持ち替えたところでコユキの射程に入った。
「それでは、正々堂々と参りましょう」
大小異なる両の手でのガン=カタも、高速に持ち替えられるクナイや刀に捌かれてしまう。
やがて両手に持つハンドガンを吹き飛ばされる。
更にどこからか取り出された忍者刀の数々がチアキに突き立てられた。
「くっ……! だが、……まだだッ!!」
「!?」
チアキは無理矢理身体を引き剥がすと目の前のコユキへと巨大な右腕の拳を叩き込む。
ワンインチパンチ、続けてワイヤーアーム射出。
砲弾のように撃ちだされた拳はコユキを遠くへ吹き飛ばした。
近づけまいと撃ち続けるチアキと
弾がかすり、僅かにダメージを喰らうものの忍者型の名に恥じない動きで徐々に、しかし確実に接近するコユキ。
チアキがブラスターを撃ち尽くし、2丁のハンドガンに持ち替えたところでコユキの射程に入った。
「それでは、正々堂々と参りましょう」
大小異なる両の手でのガン=カタも、高速に持ち替えられるクナイや刀に捌かれてしまう。
やがて両手に持つハンドガンを吹き飛ばされる。
更にどこからか取り出された忍者刀の数々がチアキに突き立てられた。
「くっ……! だが、……まだだッ!!」
「!?」
チアキは無理矢理身体を引き剥がすと目の前のコユキへと巨大な右腕の拳を叩き込む。
ワンインチパンチ、続けてワイヤーアーム射出。
砲弾のように撃ちだされた拳はコユキを遠くへ吹き飛ばした。
……ように思えた。
「…………服だけ……ッ!?」
吹き飛びひらひらと舞い落ちるは着物のみ。コユキはそこにはいなかった。
喰らう直前に衣服を脱ぎ捨てた、コユキの技"身代わりの術"だ。
「卑怯卑劣こそが忍者というもの。主の汚名は私が被り、私の栄光は主のもの。忍は生きて死ぬだけです」
素体姿で背後へ現れたコユキ。構えられる霊刀・千鳥雲切。
神速の刃がチアキのリアユニットを切り裂く。
仕掛けられた奇襲に対応できず、既にかなりのダメージを受けているチアキはさらに追いつめられる。
「…………服だけ……ッ!?」
吹き飛びひらひらと舞い落ちるは着物のみ。コユキはそこにはいなかった。
喰らう直前に衣服を脱ぎ捨てた、コユキの技"身代わりの術"だ。
「卑怯卑劣こそが忍者というもの。主の汚名は私が被り、私の栄光は主のもの。忍は生きて死ぬだけです」
素体姿で背後へ現れたコユキ。構えられる霊刀・千鳥雲切。
神速の刃がチアキのリアユニットを切り裂く。
仕掛けられた奇襲に対応できず、既にかなりのダメージを受けているチアキはさらに追いつめられる。
「それなら……、これで、どうだッ!!」
チアキは破壊されたリアをパージしながら、振り返ると同時にまわし蹴りを繰り出す。
「はぁぁッ!!」
「きゃっ!?」
闇雲に繰り出された蹴りだが、骨の爪を模した足はコユキを捉え、叩きつけられた。
衝撃で木のない開けた地帯にまで吹き飛ばされるコユキ。
「はぁぁッ!!」
「きゃっ!?」
闇雲に繰り出された蹴りだが、骨の爪を模した足はコユキを捉え、叩きつけられた。
衝撃で木のない開けた地帯にまで吹き飛ばされるコユキ。
コユキには致命的なダメージが与えられていた。
仰向けの状態でぽつりと呟く。
「……ここまでのようですね」
仰向けの状態でぽつりと呟く。
「……ここまでのようですね」