第四試合 アイラVSヘレナ | イモの妄想神姫日記的なもの

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基本的にいろんなものと神姫を絡ませてます

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『アイラと申しますわ。以後お見知り置きを…』

「ヘレナと申します。宜しくお願い致しますね。」

ステージは砂漠。時折岩場がある以外は砂の海が延々と続くだけのステージだ。足場は不安定というほどでもないが扱いづらく、岩場以外は見通しも良い。

Ready ? 

Go !

 

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『行きますわよっ!!』 

 砂塵を巻き上げながらハイマニューバトライクへと変形し爆走するアイラ。

それに対し空中へと浮き上がるヘレナ。

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地対空の状況になりながらもアイラは爆走する。

急速接近する間もマウントされた銃器、アサルトカービンでの牽制を忘れない。

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「シールド展開!」

 迫りくる攻撃に対し、ヘレナは実弾の軌道を捻じ曲げるマグネットシールドを展開する。

だが、捻じ曲げられるはずのアイラの銃弾は次々とヘレナの重装甲へと当たった。装甲に弾かれたためダメージは微々たるものだが、その当たったという事実は、ヘレナを動揺させるには充分だった。

 「え……」

アイラのアサルトカービンex+にはよくみるとマガジンがない。エネルギー弾を撃てるようにカスタムされたものだったのだ。 

動揺した、その隙を逃さず上空にいるヘレナの直下へとたどり着いたアイラは、変形、直上へとエネルギー波を飛ばせるようにしたエアロヴァジュラでソード・ウェーブを放つ。

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『頂きましたわっ!!』

 

「くっ……!」

空飛ぶ斬撃がヘレナへと到達する。 

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しかし。斬撃を身にうけながらも、ヘレナは二門の白子2砲、LC5レーザーライフルを発射。地上へとレーザーが雨のように降り注ぐ。

爆風と砂塵にまかれた地表の中アイラは光線を滑り込むように回避するとアサルトカービンにパンケーキマガジンの『モチ』を取り付ける。砲を構えるヘレナへと放つ。

「!?  こんな……」

 アイラが装填した『モチ』はただの弾ではない。トリモチを撃ち出すための特殊なマガジンなのだ。

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着弾と同時に飛びだしたトリモチは、ヘレナの背面のスラスターや駆動系へと絡まり、動力源が詰まらせ墜落させる。

「まだまだ、これから…」

地に足をつけたヘレナは カスタムされたジークリンデを二振りだすと、圧倒的な攻撃力を持つソレらを構える。 

『この調子でいきますわよ!』 

対するアイラもヘレナへ向き直ると、エアロヴァジュラを構える。

一瞬の空白のあと、カスタムされたそれらがぶつかり合った。

数合打ち合ったところで、アイラが一歩足を引き下げると、独立稼働できるように改造された服腕、エアロチャクラムを構える。

『これでどうじゃ!』

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 感情が昂ぶり素が見えてきたアイラの一撃がヘレナへと決まる。

剣撃に紛れてのアッパー、大威力の攻撃はヘレナを後方へと大きく吹き飛ばした。

しかし、遠くへと吹き飛んだヘレナはふらふらと立ち上がると隠されていた腕を展開、ビームサーベルを新たに構える。

「4振り……!?」


「はぁっ……!!」

巡航形態となり、高速起動をするヘレナ。

あっという間に肉薄すると即座にもとの姿へ、

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隠し腕と素体の腕、4振りの刀剣がアイラへと襲いかかる。
恐るべき猛襲。
アイラの剣技をもってしても、手数と出力の差か徐々に押され気味になる。

 状況を打開せんとアイラがエアロチャクラムを動かそうとしたその瞬間、その一瞬の気の乱れがヘレナの一撃を許すこととなった。致命的な一撃を。

強力無比な一太刀がアイラを袈裟斬りにする。 

クリティカルヒット、とでもいうのだろうか。装甲をかいくぐり、素体そのものに決まったその一撃はアイラへ多大なダメージを与えた。

『……この、わたくしが』

数歩後ずさったかと思うと、アイラはばたりと仰向けに倒れた。

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『このわたくしがまけるなんて!』

アイラはもう動けない。勝負は決まった。

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ヘレナ WIN !