海外に行って帰ってきたら総理大臣が変わってたことがあります。シヨウです。
しかも長期滞在じゃなくて、5日間とかの間に。
そんなわけで今回福岡に行ってきたんですが、帰ってきたら黒川紀章氏がお亡くなりになってました。
近年というかまさに晩年はちょっと変わった政治家?というイメージがありがちですが、黒川氏は
世界的に有名な建築家で、豊田スタジアム・大分スタジアム・大阪府立国際会議場・国立新美術館
などを手がけた人でもあります。
建築物にはガラスなどで透明さを出したものがわりと多いのですが、自然光を取り入れることによる
電力の節約をねらいとしたエコ建築(大分スタジアムの屋根は透過率の高いテフロンの膜を使用)や
景観との調和などを意識して作られています。建築物には「共生」をテーマとするものが多くあり、
(黒川氏の政党も「共生新党」ですが…)建築という無機質にとらえられがちなものに「生命の原理」
という生物学においても壮大なテーマであろうものをコンセプトとしていました。
「共生」も今あるものとの共生だけではなく、未来との共生というものも含めています。
デザイン重視したアートとしての建築というよりは、先々まで使うことを考え、機能性を重視した建築。
そんな感じでしょうか。
政治家としての活動はあまり存じ上げませんでしたが、建築家としては非常に興味深い方の一人でした。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
どうせなら、福岡銀行本店(黒川氏設計)をちゃんと見てくればよかったな。
すごく近くを何度も通ったのに。